「授業が5分早く終わってしまった!どうしよう」教員あるあるですよね。そんな時こそ、教室や室内で、レクやクラス遊びをしませんか!?
こんにちは、小学校教員のサンソン(@oakleyfreak1)です。このブログでは小中学校の教員、大学生、保育士の方々に向けて、レクリエーションの発信をしています。

「やることがしっかり終われば楽しいことができる。」そういう経験を積ませていくと、学級の安定につながりますよ。
さて前回は、授業が早めに終わった時に手軽にできる「紙とペンだけで楽しめるレク」を紹介しました。今回はそれすらも使わない、準備なし&その場ですぐにできるレクを厳選して16紹介します!朝の会や帰りの会で、さっと時間をつくって遊ぶのもおすすめですよ!
ジャンケンチャンピオン
人数:何人でも
時間:1分~3分
場所:教室
目的:安心できる雰囲気をつくる

担任vs全員のジャンケン大会
簡単ルールで誰にでもできるのに、とても盛り上がるレクです。
僕は毎日、帰りの挨拶の時に「ジャンケン占い」としてこのレクを行っています。今日のみんなは運がいいかな?先生と気が合うかな?優しい気持ちになれる日かな?と言って行うことで、楽しい気持ちで下校させることができますよ。
アレンジ
「スーパージャンケン」
①担任vs全員でジャンケン。担任に勝った人は、スーパー喜ぶ!
②あいこの人は・・・スーパー喜ぶ!
③残念ながら負けてしまった人は・・・スーパー喜ぶ!!
担任が大げさ演技で楽しさを演出しましょう!笑えます
トレジャーハンター
みんなで決めた宝物を、拍手の強さで伝える
みんなで宝物を決める時のわくわく感が気に入っているレクです。何度かやっているとすごく小さいもの(チョーク1本とか)を指定してきます(笑)
オニも楽しいですが、拍手をする方もオニが右往左往するところを見て楽しめますよ。オニにいじわるするレクではなくて協力型レクなので無事に正解したら、みんなで喜び合いましょう。
人間まちがい探し「ペア編」
このレクは僕のクラスで大人気で、「お楽しみ会」というと真っ先にリクエストにあがります。はじめのうちは「靴下が裏返しになっている」とか「シャツがインしている」など簡単な変化が多いです。でも慣れてくるとすごく細かい所を変えてくるんですよね。
上記リンクでは、「ペア編」のほか「代表者編」「全校集会編」も紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
ギョウザジャンケン
3人組でグーチョキパーのアイコを目指す
アイコを目指すだけのジャンケンなのに、こんなに盛り上がるのは何故なのでしょうか(笑)そこらじゅうで「肉がなーい!!」「ニラしかなーいwww」という笑い声が響きます。クラスの人数が3で割り切れなくても大丈夫。次々と3人組を入れ替えて行うようにすれば、ずっと余ってしまう子はできません。
ギョウザ以外にもチーズバーガーとかアップルパイとか、アレンジは無限大!ぜひオリジナルのジャンケンを考えてみてくださいね。
100分の1アンケート
たった一人の「Yes!」を目指す
昔、「笑っていいとも!」という番組では「1/100アンケート」と言って100人中1人を探すゲームをしていました。懐かしく思う方も多いのではないでしょうか。あれを教室でやります!
歌ってイントロクイズ
音源を使わず、出題者が歌ってイントロクイズをします
普通のイントロクイズだと音源を用意しなければいけませんが、このレクなら準備不要です。担任の先生やレク係だけでなく、誰でも出題者になれるので音源があるより盛り上がるかもしれませんね。
サイレンス
“静か”をつくる、気持ちを切り替える!
盛り上がった気分を切り替えたいとき、健康診断の順番を待っているときなどの話してはいけないときに行うこともできるレクです。
「静かにしなさい!」「しゃべってはいけません!!」と注意するだけでなく、こういうバリエーションをもっておくと、きっと役立ちます。
勝者発表の時に声をだすことを許すと、せっかくつくった静寂が崩れてしまいます。粛々と行いましょう。
ネームトーク
名前を呼ばれたら返事をしますが、プラスで一言付け足します。
毎日の健康観察、「はい」だけだとダレてしまいますよね。ネームトークで、楽しく人前で声を出す経験をし、自信がもてるようにしましょう。友達の好きなものを知ることは、相互理解にもつながります。
クイズでドン!
学習したことを振り返るクイズを出します
勉強は「つまらなくても我慢して取り組まなくてはいけないもの」だと思いますか。勉強を楽しむことは不可能でしょうか?僕は、勉強を楽しむことは可能だと思っています。
例えば、授業の終わりに「今からこの時間に学習したことの確認テストをします。」と言うのと「今からこの時間に学習したことでクイズ大会をします。」と言うのでは、子供たちの反応は大違いです。出す問題がまったく同じだったとしても、です。
キャッチ
キャーーキャーーキャーー・・・キャッチ!!!
遊びながら自然と手を握るので、一体感も味わえます
ナンバーズ
参加者の中で、一番小さい数字&オンリーワンの数字を選んだ人の勝ち!
もしかしたら・・・と「1」や「2」をねらっても、ほとんどの場合はかぶってしまいます。じゃあ「5」なら?と挙手のタイミングが悩ましく、ドキドキして盛り上がるゲームです。
セイムカット
セイム(SAME・同じ)を避けるような数字を選択し、高得点を目指すゲーム
どのクラスにも大抵、50点狙いのギャンブラーがいて(そして高確率で数字が被って)盛り上がります。
コンスタントに30点代を取った人が優勝することも多いです。何度も繰り返し遊びたくなる。そんなゲームです。
テレパシー
担任の質問に対して、できるだけグループ内で同じ答えを書くことを目指すゲーム。
自分が好きなのはサッカーだけど、このメンバーなら野球って書いた方がいいかな?赤い野菜ってトマト?それとも人参?パプリカ?もちろんアレだよね!!など、周りのメンバーの性格や嗜好を考えて答えるところが楽しいです。そして何より答え合わせの瞬間。予想外の結果にも思わず笑顔になれるレクです
見ないで絵描き歌

あるキャラクターの絵描き歌の「歌だけ」を聞いて、絵を描く遊びです
一回聞いただけではどんなキャラクターなのか分からないものの方が、やっていて面白いです。また、歌の最後に「あっという間に〇〇」のような部分がある場合、そこをあえてカット(手前で停止)することで、見せ合う時と答え合わせの時の楽しさが倍増します。
私は誰でしょう3ヒントクイズ

応用力無限大!3つのヒントから答えにたどりつけ!!
自分のことだけでなく、動物、植物、有名人、アニメキャラ、世界の国、英語で出題、など、何にでも応用が効きます。
ヒント1:私は黄色い体をしています。
ヒント2:私は太陽が好きです。
ヒント3:私は夏に咲く花です。
答え:ひまわり
古今東西ゲーム

定番ゲームですが、応用力があり学習にもなります。山手線ゲームと言うことも。
リズムに合わせて順番に『決められたお題に沿った答え』を言っていきます。
「都道府県」や「世界の国名」でやれば社会科の学習に、動物やスポーツなどを「英単語」でやってみるのもよさそうです。「ポケモンの名前」「ドラえもんの道具」などでやるとお子さんのほうが強いかもしれません。
最後に
いかがだったでしょうか。ちょっとしたスキマ時間に、楽しいレクをやって楽しむのは学級経営的にもおすすめです。
なぜなら、「始まる時間を守ったり、がんばって取り組んだりすれば楽しいことができる」ということを経験で学ぶからです。子供は良くも悪くも経験で学びます。
簡単で楽しいレク。レパートリーに加えていただけたらと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。