4月から教員になったみなさん。今、子供達と会う日のことをドキドキして待っているのではないでしょうか。次々と行われる職員会議、暗号のような言葉の数々。いろいろ不安もあると思います。
今回は、初任者や若手の方でも簡単にできて子供たちの力になる。そんなレクを厳選しました。短時間でできるものばかりですので、レパートリーとしてもっておくと、きっと役に立つと思います。子供たちは良くも悪くも、経験から学びます。子供達につけさせたい力を、楽しみながら経験して学ぶ。レクリエーションはその助けになると思っています。

いつどこでだれがなにした
対象:小学校低学年~
時間:5分~10分
準備:答えを書く紙
笑えるだけじゃない!低学年は作文の練習にも!!
1年生は国語の時間、文を書くには「いつ」「どこで」「だれが」「なにした」を意識して書くことが大切だと習います。それを楽しみながら学べるのがこのレク。子供でも気軽にできるので、バスレクなどでも鉄板のネタです。
せーの!
人数:何人でも
時間:1分~5分
場所:校庭や体育館
目的:グループを作る

かけ声ひとつで、簡単に仲間を集められる!
子供達にグループをつくるように言うと、同じ友達とばかり組んだり男女別になってしまったりしますよね。このレクでは、楽しみながらランダムなグループをつくる事ができます。何人組をつくるかも調節できて便利です。
先生ビンゴ

対象:小学校低学年~ 人数:何人でも 場所:教室 時間:5分~10分 準備:ビンゴ用紙
楽しみながら先生のことを知ることができるゲームです。
最初の日の印象はとても大切。「なんだか楽しそう」「いい1年になるといいな」そう思ってもらいたいですよね。ぜひ試してみてください。
30秒ゲーム
人数:何人でも
時間:1分
場所:どこでも
目的:“静か”をつくる、気持ちを切り替える

シーンとした場をつくれる!
盛り上がった気分を切り替えたいとき、健康診断の順番を待っているときなど、話してはいけないときに行うことができるレクです。
「静かにしなさい!」「しゃべってはいけません!!」と注意するだけでなく、こういうバリエーションをもっておくと、きっと役立ちます。
ナンバーズ
人数:何人でもOK
場所:教室、バスなど どこでもOK
時間:1分~5分
準備:特になし
参加者の中で、一番小さい数字&オンリーワンの数字を選んだ人の勝ち!
とにかく一度経験しておけば、次からは1分で楽しめるのがポイント。僕は研究授業の時、着席してチャイムを待っている数分の間にこのレクをして、緊張を和らげたこともあります。
ジャンケンチャンピオン
人数:何人でも
時間:1分~3分
場所:教室
目的:安心できる雰囲気をつくる

担任vs全員のジャンケン大会
簡単ルールで誰にでもできるのに、とても盛り上がるレクです。
僕は毎日、帰りの挨拶の時に「ジャンケン占い」としてこのレクを行っています。今日のみんなは運がいいかな?先生と気が合うかな?優しい気持ちになれる日かな?と言って行うことで、楽しい気持ちで下校させることができますよ。
ネームトーク
人数:何人でも
時間:1分~3分
場所:教室
目的:子供同士の相互理解、声を出すトレーニング
呼名に返事、プラス一言!
毎日の健康観察、「はい元気です」だけだとダレてしまいますよね。ネームトークで、楽しく人前で声を出す経験をし、自信がもてるようにしましょう。友達の好きなものを知ることは、相互理解にもつながります。
ギョウザジャンケン
人数 3人~1クラス全員でOK
時間 3分~5分
3人組でグーチョキパーのアイコを目指す
アイコを目指すだけのジャンケンなのに、こんなに盛り上がるのは何故なのでしょうか(笑)そこらじゅうで「肉がなーい!!」「ニラしかなーいwww」という笑い声が響きます。クラスの人数が3で割り切れなくても大丈夫。次々と3人組を入れ替えて行うようにすれば、ずっと余ってしまう子はできません。
クイズでドン!
人数:何人でも
時間:5分~10分
場所:教室
目的:学習したことを振り返る、定着させる
楽しくテスト対策!!
教科書やドリル、資料集などからクイズをつくることで、知識の定着をはかることができます。「お互いに問題を出し合いましょう」というより「クイズをつくりましょう」と言ったほうが盛り上がるんですよね。おもしろい。難問奇問に流れないように、学習のために楽しんで行うということを押さえておきましょう。
早書きストップ
対象:小学校低学年~
時間:5分~10分
準備:特になし
他の人が思いつかないような答えをたくさん書けますか?
他の人の答えを聞くことで、楽しみながら知識量を増やす事が出来ます。学級全体でシェアしていくのもいいと思います。何度も繰り返すことで上達していきますので、いろいろなお題で定期的にやってみてください!特に低学年ではおすすめです。
著書の紹介
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。