概要:互いに設定した3ケタの番号を、ヒントから推理して先に当てた方の勝ち!
こんにちは、小学校教員のサンソンです。楽しい毎日を過ごしていますか?前回の「ドット&ボックス」に引き続き、今回も2人で楽しめる紙ペンゲームを紹介します。今回のゲームは「ヌメロン」(またはホームランゲーム)と言います。
こちらのゲーム、運要素は少なめ(ゼロではない)で戦略、推理、そして心理戦が楽しめるものになっています。遊びながら脳トレにもなりますので、授業のちょっとしたスキマ時間にもぜひどうぞ!
また、いろいろなレクをシーン別に厳選している「レク5選」の記事も書いています。合わせてお読みいただけたら幸いです。
遊び方
対象:小学校中学年~
人数:2人
場所:どこでも
時間:5分~10分
準備:紙とペン
①相手に分からないよう、3ケタの数字を決めて紙に書きます。738や916など。(121など同じ数字を2回使うことはできません)
②先攻後攻を決め、順番に3ケタの数字を言い合います。その際、相手がコールした数字に対して、どの程度合っていたかのヒントを以下のように伝えます。
(1)数字も場所も合っていたら「EAT」(イート)
(2)数字のみ合っていて場所は違うときは「BITE」(バイト)
例:自分の設定した数字が「738」で、相手がコールした数字が「345」の場合、3という数字は入っているが場所が違うので「0EAT-1BITE」と相手に伝えます。「791」と言われたときは「1EAT-1BITE」です。
③これを順番に繰り返し、先に相手の数字を当てた方の勝ちです!(先攻の人が当てた場合、後攻の人にラストチャンスあり。当てれば引き分け)
ポイント
①闇雲に数字をコールしていくだけでは、楽しめません。メモ用紙を用意し、コールした数字や帰ってきた反応をメモしましょう。そして、その情報を元にどれがEATでどれがBITEなのかを推測するのが楽しいのです。
例えば、456とコールして1EAT-1BITEと帰ってきた場合
456のどれかは数字も場所も合っている。けれど数字だけ合っているものも1つある。3つの数字を入れ替えて2EATを狙ってみるか、それとも457にして6が正しいかどうかを確認してみるか、はたまたでまったく別の数字987あたりを確認してみるか…。
「457」 1EAT-0BITE
EATはそのままでBITEが減った!つまり7はハズレで、6は1番目か2番目確定。4か5のうちどちらかがEATで、もうひとつは0,1,2,3,8,9のうち1つに当たりがある
こんな感じで考えられると、とても楽しくなります。もちろん、オンラインでも楽しむことができますね!
②EAT,BITEの宣言は正確に!ここを間違えて申告してしまうと、公平なゲームが成立しません。間違いに気づいた時点で訂正するか、ノーゲーム、または反則負けとしましょう。
③EAT,BITEという表現が難しければ、ゲーム名をホームランゲームとして、「ホームラン、ヒット」を使うと分かりやすいと思います。
④慣れてきたら、4ケタや5ケタでも遊ぶことができます!やりごたえありますよ。
⑤紙ペンだけでやっても楽しいですが、同様のルールで色を当て合うボードゲームもありますよ。知育玩具として、いかがでしょうか。
いかがでしたか?紙とペンだけで2人対戦を楽しめる「ヌメロン」を紹介しました。クラスでトーナメント戦を開いたり、グループ対抗で団体戦をしたりするのも盛り上がりますよ。楽しんでいただけたらと思います。
また、遊ぶだけではなくレクを通じて学級を安定させたいという先生にオススメなのが「五色百人一首」。1日3分でできて効果が高い活動で、僕も毎年取り組んでいます。もはや学級経営に欠かせない取り組みです!下記の記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。