こんな人におすすめ
・初任者、非常勤講師
・教員を目指している大学生
・レクリエーションのレパートリーを増やしたい人
・子供達が落ち着かないなど、学級経営に悩んでいる人
・体験を通して、子供達の学びを深めたいと考えている人

こんにちは。小学校教員のサンソンです。初任者や非常勤講師、大学生の方からよく「学級経営に役立つおすすめ書籍はありますか?」とご質問を頂くので、今回はボクが実際に読んで良かったレクリエーション関連の本を紹介します!
はじめに
ボクはこれまで「遊びの力は学びの力」を合言葉に、レクやゲームを活用した学級経営を行ってきました。
授業内容が5分早く終わった時、体育や学級活動の時間、休み時間。子供たちと遊べる時間は意外とあるものです。レクには単に遊ぶだけではないたくさんよさがあり、ルールやマナーを学んだり友達と協力しあったりしながら、学級の安定にもつながっていきます。
学級レクのよさ
①学習とのメリハリをつけられる。
②ルールや時間を守れるようになる。
③子供たちが仲良くなったり、信頼関係を築いたりすることができる。
④クリアするにはどうすればよいかという思考力、コミュニケーション能力が育つ。
⑤勝敗や失敗を受け入れる心が育つ。
レクをする際のポイント
①「楽しい」だけで終わらせたらもったいない!ねらいを考えておきましょう
・緊張をほぐす ・名前を覚える ・聞く力や集中力を高める
・成功体験を重ねる ・チャレンジする ・互いの信頼関係を高める など
②子供達は(良くも悪くも)体験から学びます
・誰もが安心して参加できるように、罰ゲームはしないようにします。
・肯定的なフィードバックを心がけましょう。
・やる(やめる)タイミングは教師が決めます。子供の「遊ぼう!」に流されないようにします。
③活動が終わったら、振り返りをしましょう。
成功しても失敗しても、それを今後にどう生かすかが大切です。(日記のテーマにしてもいいし、挙手や指名発表でもOKです)
声かけ例
・どうだった? ・どうして楽しかったのかな? ・意識していたことは?
・どうしてうまくいった(うまくいかなかった)のかな?
・成功するために必要なことは? ・今日学んだことは?
それでは、おすすめする本を5冊紹介します。ぜひ、子供たちと一緒に遊んで、学んで、笑ってください。先生も子供たちも笑顔いっぱいのクラスになってほしいと願っています。
「よくわかる学級ファシリテーション①―かかわりスキル編― (信頼ベースのクラスをつくる)」
レクリエーションの専門本ではないのですが、ボクの教育観の礎になっていると言っても過言ではない本でイチオシです。若手のころから、何度も繰り返し読んでいます。クラス経営についてがメインですが、役立つゲームも載っています。
「教える」のではなく「支援する」。子供たちの力を信じる。そんなファシリテーションについて、一から詳しく学ぶことができます。1冊かけて、学級開きからの1週間の指導を丁寧に解説。声かけや心得など、レクだけでなく学級経営も知りたい方に。

「教職1年目の学級あそび大全」
「教職1年目シリーズ」の1冊。初任者に限らず、万人におすすめできます。教師と子供のやりとり例で紹介されているので、イメージしやすく分かりやすいのが特徴。
ちなみに、僕も執筆者の一人として参加しています!テーマ別に142ものレクが載っていますので、初任者さんはとりあえずこれ1冊あればしばらくレクには困らないかもしれません。

「楽しみながら信頼関係を築くゲーム集 (プロジェクトアドベンチャーでクラスづくり)」
プロジェクトアドベンチャー(PA)って知っていますか?学生の時にPAや冒険教育に出会って、僕の人生は変わりました。自然の中での冒険(登山、沢登り等)は非常に素晴らしい体験になりますが、費用や時間がかかり危険も伴います。
そんなアドベンチャーの持つ力を「大自然に出かけていかなくても活用できる」ようにしたのがPAです。アクティビティを通じて、子供たちの信頼関係を築き上げていきます。学校や教室でできるものも多いですよ。
「レクで学級をHappyに」というモットーは、このPAを体験したり学んだりしたことから生まれました。楽しいだけでなく、楽しみながら学級経営につなげていくことができますよ。

「クラス全員がひとつになる学級ゲーム&アクティビティ100」
こちらもプロジェクトアドベンチャー(PA)の手法を使ったゲーム集。イラストが豊富で見やすいですし、めあてや振り返りの視点、方法などについても分かりやすく解説してくれています。今回紹介している本で唯一、Kindle版もあります。

「みんなが楽しい学校レクリエーション 全点動画付き」
最後は教員向けではなく子供向けの本ですが、僕が案・監修と関わらせていただきました。
「子供達がレクを計画するときに参考になるような本を作れないか。」
そんな思いから企画書を書き、出版社に提案して作り上げました。
写真・イラストたっぷり、全レク参考動画つきです。正直、撮影はめちゃくちゃ大変でしたが、子供たちが読んで分かりやすい本になっていると思います。1冊あたりの掲載数は少なめ(子供が選びやすい)ですし、図書館向け堅牢製本で各巻3000円(税別)と値が張りますが、よかったら学校予算で申請してみてください!

最後に
以上ご紹介してきましたが、読んでみたい本は見つかりましたか?
教員は学ぶことが本当にたくさんあるのに、なかなか勉強や読書の時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。レクリエーションは子供たちが楽しめるだけでなく、信頼関係を作ったりルールやマナーを学ぶことができ学級の安定につながります。
このブログでは、学級経営に迷っている教員のみなさんを少しでもサポートできるような記事を更新していけたらと思っています。
最後にお知らせをさせてください。レクリエーションに関する書籍・電子書籍を出版しています。
電子書籍

①「ちょっとイジワルだけど子供に大うけする 謎解きミステリークイズ BEST16」
②「絶対に盛り上がるバスレク16連発!緑: 遠足、修学旅行のバスをもっと面白く!」
③「絶対に盛り上がるバスレク16連発!赤: 遠足、修学旅行のバスをもっと面白く!」
④「スキマ時間に5分で楽しめる!学級レク&ゲーム Best32」
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