「SHRやスキマ時間にできる遊びを知りたい」
「HR、道徳、総合などで時間が少し余ったときにできるレクは?」
「学期始め、席替えの後などに、中学生でも盛り上がる遊びをしたい」
そんな思いをおもちの中学校の先生方へ(高校の先生も!)短い時間に教室でできて、中学生でも盛り上がるレクを紹介していきます!
こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員、大学生、保育士、レク係の子供たち等に向けて、レクリエーションの発信をしています。
こちらでは、5分でできるレクや紙とペンだけでできるレクも紹介しています。中学生でも楽しめるものも多いです。合わせてお読みいただけたらと思います。
ito(イト)
概要:数字を言わずに、言葉だけで数字の大小を推理する協力型ゲームです。
人数:1グループ4~6人程度 時間:5分~ 準備:トランプ(1グループにつき、A~Kの13枚)
活動の流れ
①班の数だけA~Kの13枚のトランプを用意します。(1組のトランプで4グループまで対応できます。)
②1人1枚、ほかの人に見せずにカードを引きます。2が1番低く、Aが1番高いものとして扱います。(低 2345678910JQKA 高)
③担任がお題を発表します。
例「人気のある給食メニュー」
④テーマに沿って自分のカードが何かを「言葉」で伝えます。
例:引いた数が低ければ、海藻サラダ。高ければ、カレーライスのような感じ。
これを全てのプレイヤーが終わるまで続けます。途中で質問もOKです。
⑤全員のトークが終わったら、答え合わせタイムです。自分が一番小さい数字だと思うプレイヤーから順番に、カードを公開して並べていきます。全員のカードをきちんと小さい順に並べることができれば成功です。(もしも直前のカードより数字が大きいカードが出てしまったらアウトです)
ポイント
・このゲームを成立させるコツは、お互いの”質問”です。
「カレーライスってお肉が入ってるやつ?」
「揚げパンってきなこ?それとも砂糖?」
こんな感じで質問し合い、カードの数字を予想していきましょう。
・お題の例
「人気のあるお菓子」
「旅行したい国」
「楽しいこと」
「かっこいいもの」
「有名人の人気」
「アニメキャラの人気・強さ」
「無人島に持っていきたいもの」
「ペットの人気」
「生き物の強さ」
「スポーツの人気」など
・今回はトランプを使った簡易ルールでの紹介ですが、製品版では1~100のカードを使って行います。お題もたくさん入っていますので、やってみて面白いと感じた方はぜひお試しください!
ワードウルフ
概要:1人だけお題が違う「狼」を探し出すゲームです。
人数:4~8人班で 時間:3分~ 準備:お題を見せるホワイトボード等、カードゲーム「ワードウルフ」(なくても可)
活動の流れ
①4〜8人班で行います。班内で順番を決め、全員顔を伏せます。
②担任が番号を呼んだら順番に顔を上げます。その際、ホワイトボード等に書いた「お題」を見せますが、多数派(市民)と少数派(ウルフ)に分けて違う単語を見せるようにします。
(例:多数派5人には「そば」、少数派3人には「うどん」)
プレイ人数による市民とウルフの比
3人プレイ 2:1
4人プレイ 3:1
5人プレイ 4:1
6人プレイ 4:2
7人プレイ 5:2
8人プレイ 5:3
③2分間のフリートークをします。もし自分がウルフかも…と思ったら、話を合わせたり、ウソをついたりして自分の正体がバレないようにします。
④フリートーク終了後、せーので誰が少数派(ウルフ)か指を指します。最多票だった人がウルフなら市民たちの勝ち、そうでなければウルフたちの勝ちです。
お題の例
りんご なし
カレー シチュー
スイカ メロン
冬休み 春休み
水族館 動物園
お年玉 誕生日プレゼント
太陽 月
海 プール
マクドナルド モスバーガー
スキー スケート など
ワードウルフのボードゲーム版はこちら。一つ持っていると、お題には困りません!
半数チャレンジ/オンリーワンチャレンジ
概要:クラスのちょうど半数(またはたった一人)に該当するような質問を考えます。
人数:何人でもOK 時間:1分~ 準備:特になし
活動の流れ
①クラスのちょうど半数が「YES」と答えるような質問を考えます。
(奇数の場合はどちらかに決めておきます。)
②思いついた人から質問し、「せーの!」で手を挙げてもらいます。
例「コーヒーを飲むのが好きな人~?」
③質問に対して「Yes!」と思った人は手を挙げます。(ウソ禁止)半数ちょうど(またはたった一人)だったら賞賛します。
ポイント
・挙げるのが嫌になる質問は禁止です。
・一人一台端末でアンケート機能(Google Formsなど)を使えば、匿名でアンケートをすることもできます!「え~!!誰だれ~?」と予想するのもおもしろいです。
ペーパータワーチャレンジ
人数:1グループ4~5名 時間:10分~ 準備:A4用紙(裏紙でOK)をグループに30枚 (新聞紙でもOK)、メジャー
概要:一番高いタワーを作れたチームの勝ち
活動の流れ
①各グループにA4サイズの紙を30枚配ります。配られた紙を切ったり折ったり丸めたりするなど工夫して、一番高いタワーを作れたチームの勝ちです!
②紙以外の材料、道具(はさみ、のり、セロテープなど)は使用してはいけません。
③組立タイムは5分間。終了したら、手を触れない状態で10秒数え、その後タワーの高さを計測します。一番高いタワーを作ったチームの優勝です。
ポイント
・ここまでなら約10分で楽しめますが、時間に余裕があるなら以下のようにしてみてください。
①組み立て前に作戦タイムを5分ほど取ります。どのようなタワーを作るのか、手順や役割を決めていきます。
②1回戦終了後、振り返りをします。「どうすれば前回より高いタワーを作れるか」について5分ほどで話し合います。
③振り返り後、すぐに2回目のゲームに臨みます。2回戦以上行うことで高速でPDCAサイクルを回すことができ、グループの力を高めることができます。
はぁって言うゲーム
概要:「声」と「表情」だけでお題を表現するゲームです
人数:何人でもOK 時間:2分~ 準備:ボードゲーム「はぁって言うゲーム」 またはお題を書いた紙
活動の流れ
①お題カードを選びます。例えば「はぁ」
クラスの中から代表者を決め、1~8のカード(またはクジ)を引いて、どの「はぁ」を言うか決めます
- 1:なんで?の「はぁ」
- 2:力をためる「はぁ」
- 3:ぼうぜんの「はぁ」
- 4:感心の「はぁ」
- 5:怒りの「はぁ」
- 6:とぼけの「はぁ」
- 7:おどろきの「はぁ」
- 8:失恋の「はぁ」
②代表者はそのお題を「声」と「表情」だけで表現します!ジェスチャーは禁止。動かしていいのは首から上だけです!ここがこのゲームで一番面白いところ。代表者の演技力が試されます!
③みんなはどの「はぁ」だったと思うか挙手をしましょう。(1番だと思う人~。2番だと思う人~)
その後答え合わせをしますが、当たっても外れても特にポイントなどはとらず、笑ったもん勝ちで楽しむとよいでしょう。
ポイント
・お題はパソコンや書画カメラからテレビに映すなど、大きく掲示すると分かりやすいです。
・本来のゲームでは少人数&ポイント制なのですが、今回は全員でできるようにアレンジしてみました。教室の隅に置いておけば、ちょっとしたスキマ時間に2分で遊べます。
フラッシュ
人数:何人でもOK
時間:5分~
準備:紙とペン
活動の流れ
①複数の答えがあるようなお題を出します。(具体例は後述します)
②各自、紙に答えを4つ書きます。
③答えを発表し、同じ答えを書いた人数の分だけ得点になります。(クラス全員でやると時間がかかる場合は、4〜6人グループで答え合わせをするとスムーズです)
フラッシュ!というゲームをしましょう。お題を言うので、思いついたものを4つまで紙に書いてください。同じ答えを書いた人数が、そのまま得点になります。だから、みんなが思いつきそうなものを書いくださいね。
では、お題は「オリンピック競技」です。書いたものは、完全に一致しなければいけません。例えば、「水泳」と「競泳」は違う答えになります。ただし、答えが一致すれば正式なオリンピック競技の名称でなくても大丈夫です。
制限時間は2分間。ではどうぞ!
オリンピックかあ。「陸上」は間違いないかな!
サッカー、バレーボール、バスケットボール…。球技だけでもたくさんあるなあ。
日本がメダルを取れるような競技がいいかな。柔道とか?
では2分間たちました!答え合わせをしましょう。一つずつ、書いた答えを発表してください。同じ答えを書いた人は手を上げて、その数が得点になります。
じゃあ私から。「陸上」
あ、「陸上」書いたよ!他にも何人かいるね。6人いるから、6点だね。
私は「100m走」って書いちゃったよ。「100m走」はいる?
あ、もう一人だけいた!じゃあ2点だね。
全員、全ての答えが出ましたか?自分しかいなかった答えは1点です。4つの得点を合計して、一番多かった人の優勝ですよ。
じゃあ、20点以上の人?けっこういますね。30点以上は?
お題の例
・夏(春、秋、冬)といえば?
・海(山)といえば?
・クリスマスといえば?
・無人島に持っていきたいもの
・赤いもの
・青いもの
・ドラえもんのひみつ道具
・動物園にいる生き物
・水族館にいる生き物
・人気の給食メニュー
・好きなお菓子
・にんべんの漢字
・今年習った漢字
・都道府県
・世界の国
・理科の実験用具
・楽器
・かけ算九九
・自分の答えを考えるのはもちろんですが、「みんなと同じになるのはどれかな?」「みんなだったらどう答えるかな?」という思考力を高めることにもつながります。
セイムカット
人数:4人ぐらい~
時間:5分~10分
準備:紙とペン
遊び方
①全員、1〜50の数字から1つを選んで紙に書きます。選んだ数字がそのまま自分の得点になります。
(人数が少ない場合は、1~30にするなど調整してください)
②ただし、同じ数字を書いた人が他にもいたら得点なしです(0点)
③5ラウンドやって合計得点が多い人の勝ちです!
実際の流れなどは、こちらで解説しています。これを読んでいただけると、イメージがつきやすいと思います。
ジャストワン
対象:全学年
時間:2分~10分
準備:「製品版 ジャストワン」、紙
被ったヒントは見せられない!ヒントが減っていく連想ゲーム
●遊び方●
①6〜7人のグループをつくります。最初の解答者を決めましょう。
②解答者だけが顔を伏せ、その間に担任がカードを引いて、出たお題を紙に書いて見せます。
例えば「牛乳」
③みんなはお題を当ててもらうためのヒントを書きます。なるべく他の人と被らないように気を付けなければなりません。(もちろん解答者は、見てはいけません)
注意事項
・相談禁止
・お題の字を使うこと、表記ちがい、英語にしただけ、同音異義語なども禁止
④再び解答者は顔を伏せ、グループ内でヒントを見せ合います。その際に、同じヒントがあった場合は、解答者に見せることができません
⑤被らなかったヒントだけを見せ、解答者が解答します。当たればチームに1ポイント。
解答者を交代して繰り返し、ポイントが多かったグループの勝ちです
お題の例
マンガ/ホテル/マジック/吸血鬼など
ポイント
・ヒントが同じで、無効かどうかはメンバーで協議して決めてOK。迷ったら担任に聞くことにしてもいいと思います。
・「このお題なら、あんな言葉が伝わりやすいはず」
「他の人はこういうヒントを出しそうだから、自分はこのヒントでいってみよう!」
というように、お互いの考えを想像しながらヒントを出していきます。みんなで協力し、ヒミツの言葉をズバリ当てられた時はとても嬉しいです。
超瞬間お手上げクイズ
人数:何人でもOK
時間:5分~
準備:問題文
遊び方
①担任は質問文を「~あると思う人?」と読み上げ、間髪入れずに「お手上げ!」と言います。
②生徒は質問に「当てはまる」と思ったら手を挙げます。考える時間は1秒程度なので、一瞬で判断しなければなりません。
③担任は答えを言う前に、どうして手を挙げたのか(挙げなかったのか)を数名に聞いてみてもいいでしょう。
問題例
①地面に落ちない落ち葉もたまにはあると思う人?(〇。水の上に落ちるなど)
②磁石には普通、プラスとマイナスがあると思う人?(×。あるのはSとN)
③路線バスは人が誰も乗っていなくても出発する?(×。運転手が必要)
④広い日本には太陽が西の山に沈まない所もあると思う人?(〇。海に沈む)
⑤ドッグを英語で言うと、犬だと思う人?(×。逆です)
⑥両手に手袋をしたまま、自分の爪を切ることができると思う人?(〇。足の爪を切る)
⑦魔法のランプから出てくるのはアラジンだと思う人?(×。出てくるのは魔神)
⑧日本の国の中で海外旅行をする人もいると思う人?(〇。外国人観光客)
⑨停電すると家の中は必ず一瞬、真っ暗になると思う人?(×。昼間なら明るい)
⑩地球上ではコップを逆さまにすると必ず水がこぼれると思う人?(×。空のコップ)
こちらの記事では、全40問紹介しています。合わせてご覧ください!!
200gビンゴ
人数:何人でもOK
時間:5分~
準備:デジタルはかり、トレー
遊び方
①教卓の上にデジタルはかりとトレーを用意します。
②各班でぴったり200gになるような文房具の組み合わせを考えます。
③班ごとにトレーに載せて計測します。200gに一番近かった班の勝ちです。
ポイント
・200gは給食の牛乳パック1つ分の重さだと伝えると、イメージがつきます。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
最後にお知らせをさせてください。レクリエーションに関する書籍・電子書籍を出版しています。