問題「1つのぬいぐるみに対し、女はそれをウサギのぬいぐるみだと言い、男はそれをクマのぬいぐるみだと言う。一体なぜ?」
みなさん、この謎が解けますか?答えはこの記事の最後に!
こんにちは、小学校教員のサンソンです。実はこのような謎解きを楽しめて、さらに友達とのコミュニケーション深まるゲームがあるんですよ。その名も「ウミガメのスープ」
ウミガメのスープとは、日本だけでなく、全世界で楽しまれている推理ゲームです。シチュエーションパズルや水平思考パズルとも呼ばれ、解くためには「仲間とのコミュニケーションや様々な発想」が大切です。
道具もいらず、短時間で楽しめますので、いくつか問題をストックしておくとちょっとしたスキマ時間に知的な遊びができますよ!
当ブログでは、これ以外にもたくさんのレクリエーションを紹介しています。以下のようにジャンル別、シーン別になっていますので、ぜひのぞいてみてください。
遊び方
概要:問題に対してYes,Noだけで答えられる質問を繰り返し、真実にたどりつくゲームです
対象:小学校中学年~
人数:8人ぐらいのグループだと楽しさ倍増。クラス全員でもできる。
場所:教室
時間:1問あたり5分~10分
準備:問題を数問
①出題者が、ある謎が書かれた問題を読みます。
(問題がセットになったものが売っています。記事の最後に紹介しています。ネットでもたくさん出てきます)
②出題者以外の人は、「YES」「NO」で答えられる質問を繰り返し、真相に迫っていきます。
③出題者は質問に対し、「YES」「NO」「どちらともいえない」を答えていきます。さらに追加で、「いい質問です」「非常に重要です」「ミスリード注意」「まとめてください」などの補足を言っても構いません。
では実際の流れを紹介します!
例題2
「大勢の前に1人の男が現れた。しかし男はしゃべることなく、じっと手元の時計を見つめている。 一体なぜ?」
↓
「大勢とは人間ですか?」→Yes
「男はトランプマンとかノッポさんの類ですか?」→No!
「大勢はしゃべっていますか?」→Yes!いい質問です
「大勢とは子供ですか?」→Yes!!重要です
「男は大人ですか?」→Yes!
「子供達はスポーツをしていますか?」→No!
「子供達は立っていますか?」Yes!
「男は笛を持っていますか?」→No.持っていないことが多いです
「男は教師ですか?」YesYesYes!非常にいい質問です
「子供達は朝礼で並んでいますか?」Yes!まとめてください。
「朝礼で先生が前に立ったのに騒がしいため、話を聞く態度ができるまで待っているのですね?」→おめでとう、正解です!!
答え
「男は校長先生。全校集会で挨拶のために出てきたが、生徒が騒がしかったので、静かになるまで何分かかるか、時計で時間を計っていたのだ。」
ポイント
・担任が出題してクラス全員で答えても十分楽しいですが、それだと質問できる人が限られてしまいます。6~8人ぐらいのグループで出題者役と回答者役に分かれてやると、たくさん人が質問できてより楽しいです。問題は多めに用意しておきましょう。
・「たった数行の問題で、こんなの分かるわけないじゃん」そんな自分一人では解けないような問題も、みんなの力を合わせて質問を繰り返していくと少しずつ真相に近づいていきます。いろいろな視点から質問をすること(多様な考え方)がクリアへのカギ。「協力すること」の楽しさを実感できる、僕のお気に入りゲームです。
・ではここで、記事最初の問題の答えを。これ、僕の一番のお気に入り問題なんです。
森で熊に遭遇した父と娘。父は冷静に娘を伏せさせ、娘の持っていたウサギのぬいぐるみを熊に差し出す様に置いた。熊がぬいぐるみに興味を示しているからだ。
娘『ウサちゃんのぬいぐるみぃ~………涙』
父『シッ! ぬいぐるみはまた新しく買ってあげるから、あれはクマさんのものにしてあげてくれ………ごめんな。お前の安全の方が大切なんだ。』
父は泣き顔の娘を小声でなだめ、熊はやがてウサギのぬいぐるみをくわえて立ち去って行った。
いかがでしたか?参加者のコミュニケーションと協力によって真相に辿り着く謎解きゲーム「ウミガメのスープ」を紹介しました。 2人以上なら何人いても楽しめます。小学生~中学生なら「ウミガメのスープ」、高校生以上なら「ブラックストーリーズ」がおすすめです。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。