「学年末のお楽しみ会で楽しめる遊びを知りたい」
「学級納め(学級閉め)にふさわしい活動はないか」
「みんなで楽しい思い出をつくりたい」
今年度も残りわずかになりました。さて、学期の締めと言えば「お楽しみ会」。楽しみにしている子供たちも多いのではないでしょうか。学年末は特に「学級納め」の意味もあります。
そんな学級納めの会では、自分たちの成長や変化を自覚したり仲間たちとの絆を確認したりして、自信とやる気をもって次年度へつなげることが大切だと思います。
こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員、大学生、保育士、レク係の子供たち等に向けて、レクリエーションの発信をしています。
今回は学年末におすすめのレク(活動)を集めました。みんなで楽しんで、成長を感じて、笑顔で学年を締めくくれるといいですね!
今回紹介した5つの他にも、「お楽しみ会に適したレク」や「教室でできるボードゲーム」(自作可能)は、以下のリンクにまとまっています。合わせてお読みいただけたら嬉しいです。
アースボールチャレンジ
人数:1グループ10人程度まで
場所:体育館、校庭など
時間:10分~15分
準備:大き目のビーチボールをグループ数分(ソフトバレーボールでも可)
概要:グループでバレーボールのようにボールを突き、何回続くかを数えます。
①ルール
・ビーチボールが地面に落ちないように、ボールを突きます。
・ボールを突いた回数をみんなで数えます。
・地面に落ちたら、「1」から始めます。
・手で突きます(足で蹴るのは禁止)。
・メンバー全員が1回ずつ突き終わるまで、誰も2回目は突けません。
・同様に、全員が2回突き終わるまでは、3回目は突けません。
・同じ人が2回連続で突かないこと。
②「みんなで協力して楽しむ」ことを確認します。チャレンジタイムを設定し、目標回数を決めます。作戦タイムをとったら、チャレンジ開始です。
詳しくはこちらからどうぞ。下の記事では45分使って振り返りに力を入れ、チーム力を高めるところにフォーカスしています。
ベストフレンド
対象:小学校中学年~ 人数:6人ぐらいまでのグループに分かれれば、何人でもOK 場所:教室 時間:20分~30分 準備:お題(ボードゲーム「ベストフレンドS」)、大量の紙
概要:相手に一番喜んでもらえた人が、ポイントをゲットできるゲームです。
活動の流れ
①4~6人班になり班の中で順番(1番~6番)を決めます。1人に対し5枚ほどの紙を配ります。(大きさはトランプぐらいでもOK)
②担任が、番号とお題を発表します (例:1番の人、校長先生になったらやりたい事)
みんなは「1番の人が喜びそうな答え」を考え、無記名で書いて裏向きで1番の人に渡します
(回答例)
・宿題なし
・毎月あげパン
・宿題をなくす
・土曜授業なくす
・休み時間を30分に
③1番の人は、もらった紙をシャッフルしたあとに全て読み上げ、その中からベストアンサーを決めます。ただし、答えが被っているものは選べません(例:宿題なしは被ったので選べない)
④選ばれた人だけが名乗り出て、ベストフレンドとして1ポイント。あとの回答は、最後まで誰が書いたのかは秘密です。これを班の人数分繰り返します
お題の例
「憧れている職業」
「雨の日の過ごし方」
「飼いたいペット」
「夏休みにすること」
「行きたい旅行先」
「無人島に持っていくなら?」
など
ポイント
・「友達の好みを考えて書く」というところが秀逸で、「あの子はこれが好きなはず」と書いても選ばれず、「え!そんな一面が!」と新しい一面に気づくこともしばしばです。
・相手の喜ぶことや好きなことなどが分かり、もっと仲良くなれます。まさに「ベストフレンド」。多人数でも、大量の紙と鉛筆があればできてしまうのもいいところ。
製品版にはたくさんのお題が入っていますし、家族や友人とも楽しめますよ。おすすめのゲームです。
パイプライン
対象:低学年~ 人数:10人ぐらい~ 時間:20分~30分 準備:パイプ人数分(なければA4サイズの紙を丸めてもできる)、ビー玉、バケツ
概要:パイプをつなげてビー玉を流しそうめんのように流し、ゴールのバケツに入れられればクリアというゲームです。
活動の流れ
①10人ほどのグループに分けます。一人に一本のパイプと、グループに一つのビー玉を配ります。スタートラインを決め、そこから人数×1mほど離れたところにバケツを置きます。
②ルール
・スタートした後はビー玉には直接さわれません。
・ビー玉が乗っているパイプを持っている人は、歩けません。
・落としたら初めからやり直しです。
③流しそうめんのようにパイプをつなげてビー玉を転がし、バケツに入れられればクリア!!
ポイント
並んだだけではゴールまで届かないので、一度ビー玉を流した人が列の後ろに並びなおす必要があります。簡単そうに聞こえますが、みんなで声をかけ協力しないとすぐに落としてしまいます。「チームの協力」「作戦」「コミュニケーション」が必要なゲームです。
詳しくはこちらからどうぞ。ストーリー設定や用具準備のしかたなどについても解説しています。
感謝のメッセージ
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 時間:1人1分×人数 準備:特になし
概要:輪になって、仲間への感謝等についてスピーチします。
活動の流れ
①全員で輪になって座ります。
②一人ずつ順番に、仲間への感謝や学級の成長、一番の思い出などについて話します。(1分程度)話し終えた人には、心からの拍手をおくります。
③事前に話すことを書いてきてもよいと思います。
ポイント
シンプルな活動ですが、心温まる素敵な時間になります。ただしいきなり「みんなへの感謝について話そう」と言っても難しいかもしれません。日頃の学習から、友達のよさを見つけたり発表したりすることを繰り返しておくことが大切です。
クイズ大会(カフート)
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 時間:10分~ 準備:一人一台端末
概要:学級の一年間を振り返るクイズを出します
活動の流れ
①今年学習したこと、学校行事、子供たちのことなどを振り返る問題を作ります。(担任が作ってもよいですし、子供たちが一人一問ずつ作るのもおすすめです)
問題の例
・スイミーの仲間を食べてしまったのは、どんな魚?(国語)
・立方体の体積を求める公式は?(算数)
・体育のバスケットボールで優勝したチームは?(体育)
・今年の運動会で勝ったのはどっち?
・音楽会で歌った「〇〇」の歌、2番の出だしは?
・社会科見学で行った場所は?
・A君の一番の思い出は次のうちどれ?
・Bさんが好きな給食のメニューは?
など
②クイズアプリ「Kahoot!」を使って、クイズ大会を開きます。もちろんKahootでなくてもいいですが、「全員同時に答えられる」「チーム対抗や全員協力プレイ」もできることから、おすすめです!
Kahoot!の使い方については、こちらで徹底解説しています。アカウント作成から問題つくりまで網羅!ぜひご覧ください。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
最後にお知らせをさせてください。レクリエーションに関する書籍・電子書籍を出版しています。