流しそうめんって楽しいですよね。竹の中を流れていくそうめんをすくって食べると普段とは違うおいしさが味わえますよね。実は、そんな流しそうめんのようなレクがあるんです。
こんにちは、小学校教員のサンソンです。さて今回は、仲間と協力して流しそうめんのようにビー玉を運ぶのが楽しいレク「パイプライン」を紹介します!協力型ゲームですから、クラスの信頼関係を高めるという目的でもオススメです。
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遊び方
概要:パイプをつなげて、ビー玉を流しそうめんのように流し、ゴールのバケツに入れられればクリアというゲームです。
対象:低学年~
人数:10人ぐらい~
時間:30分~45分
準備:パイプ(人数分)、ビー玉、バケツ
①子供達を10人ほどのグループに分けます。一人に一本のパイプと、グループに一つのビー玉を配ります。スタートラインを決め、そこから人数×1mほど離れたところにバケツを置きます。
②ストーリー設定を話します。(なくてもいいですが、あると盛り上がります)
「大変です!向こうで3軒の家が火事です!各チーム、パイプを使って消火弾(ビー玉)を運び、火を消してください!」
③いくつかルールがあることを説明します。
・スタートした後は消火弾(ビー玉)には直接さわれません。
・消火弾が乗っているパイプを持っている人は、歩けません。
・落としたら初めからやり直しです。
④「3チームありますが、競争ではありません。3軒の火事を消すことが、最終目標です。制限時間は20分!では、スタート!」
ポイント
簡単そうに見えますがやってみると難しいです。きっと子供達は何度も何度も失敗します。ですから「なんで失敗したのか」を考えさせ、作戦を立てて次のチャレンジをさせるといいです。
クラスみんなで協力することがクリアへの道。だから、いいアイデアが出たら他のチームにもシェアしましょう!「最後の人が止めておくといいよ」「パイプは前の人の下に繋げたほうがいいよ」など、いろんなアイデアがでます。
そのうちに最初のチームがゴールするでしょう。「わーー!よっしゃあー」 というのもつかの間、すぐに他のチームの手伝いに。最後は学級全員で列になり、ビー玉を運んだクラスもあります。
●アレンジルール●
一度クリアできたら、難易度をあげることもできます。
・パイプ同士がくっついてはいけない
・ビー玉を止めてはいけない
・ビー玉がバックしてはいけない
の順で難しくなります。
また、ビー玉で難しければ、ゴルフボールやピンポン玉だと簡単になります。
用具について
このレクをするときはパイプを作る必要があるわけですが、
①バドミントンのシャトルケース
②印刷機のマスターの芯
③サランラップの芯
などを半分に切って使います。 ①がはさみで切れるのでおすすめです。近くにバドミントン部がある学校にもらえるか聞いてみましょう。②は図工室の糸のこで切りましょう。③はパイプが細いので難易度高めです。
いかがでしたか?僕は毎年4月の学級開きでこのレクをやります。 クラス替えして間もない子達が、肩を寄せ合い、あーでもないこーでもないと相談しながら活動する。うまく行けば達成感を味わえ、だめだったら「一年後、これがクリアできる素敵なクラスになろう」と言えます。どちらにしても友達と仲良くなるきっかけになる活動です。ぜひみなさんのクラスでもチャレンジしてみてください。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。