こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは小中学校の教員、大学生、保育士、レク係の子供たち等に向けて、レクリエーションの発信をしています。
12月も半ばになりました。長かった2学期も残り少し!冬休み目前ですね!!さて、学期の締めと言えば「お楽しみ会」(クリスマス会)。楽しみにしている子供たちも多いのではないでしょうか。
今回は、2学期末におすすめするレクを集めました。寒い時期ですので、身体が温まったり教室で遊べたりするようなものが多めです。クリスマスや年末、お正月らしいものもあります。みんなで楽しんで、笑顔で学期を締めくくれるといいですね!
今回紹介した他にも、「お楽しみ会に適したレク」や「教室でできるボードゲーム」(自作可能)は、以下のリンクにまとまっています。合わせてお読みいただけたら嬉しいです。
紅白歌合戦
対象:小学校低学年~ 人数:何人でも 場所:体育館など 時間:30分~45分 準備:音源、マイク
概要:年末の風物詩!?あの番組のように学校のみんなとカラオケ大会!
活動の流れ
①数日前からエントリーを受け付けます。個人でもグループでも可。原則、一人一回は参加するようにします。紅白歌合戦ですが、男女別でなくでもOK。
②エントリーが出そろったら、当日までに音源を確保しておきます。(youtube等の動画でも可)司会役を決め、出演順も決めましょう。
③当日はみんなで歌って踊って、楽しみましょう!大型テレビにyoutube等のカラオケ用動画を出しておくのもおススメ。
ポイント ①人前で歌うのはちょっと・・・。という子もいるかもしれません。無理強いはしないようにします。 ②専科の先生などをゲスト審査員などに呼ぶと、さらに盛り上がります!
「天下統一ドッジボール」
対象:小学校低学年~ 時間:5分~10分 場所:体育館 準備:柔らかいボール(ソフトバレーボールなど)4個
自分を当てた人がアウトになると復活
●遊び方●
①全員、体育館全体にバラバラに広がります。チームはありません。
②当たっても痛くない柔らかいボールを4つほど投げ入れたらスタートです。ボールを取った子は誰にでも当てることができます。
③当たってしまった子はアウトになり、舞台上(またはコート端)へ移動します。ただし、自分を当てた子がアウトになると復活することができます。
「柔らかいボール」「複数のボール」「自分で当てなくても復活可能」というのがポイントです。普段ドッジボールが得意な子でも、後ろから投げられたらあっさりアウトになってしまいます。コートもチームもないので、みんなでわいわいと楽しみましょう!
キラキラ紙吹雪
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 場所:教室 時間:5分~10分(事前の準備あり) 準備:色画用紙の切れっぱし、折り紙等
概要:余った色画用紙や折り紙などで作った紙吹雪を、みんなで投げまくります。
活動の流れ
①事前に「紙吹雪」をたくさん作っておきます。休み時間などを活用しましょう。ハサミできれいに切る必要はありません。手でちぎってもOKです。なるべく小さめに作ると、投げたときに綺麗です。
あらかじめ、余った色画用紙の切れっぱしなどを取っておく場所を決めておくとよいでしょう。僕がやったときには30人のクラスで90Lのゴミ袋一杯分の紙吹雪を作りました。
②一人ひとりが両手にいっぱいになるぐらいの紙吹雪を持ちます。余った分は教室の中央にどさっと置いておきます。
③「せーの!」のかけ声とともに、紙吹雪を投げ上げます(綺麗!)その後、気のすむまで、床に落ちた紙吹雪を拾って投げまくります。(騒げ~!!)
④思う存分楽しんだあとは、お片付けタイム。ホウキとチリトリで集めて、袋に戻します。(繰り返し使えます)
ポイント
①実施の際は、ぜひ動画を撮影しておいてください。保護者会などで上映すると、子供達の楽しい様子が見られて喜ばれますよ。
②転入生が来たときに「ようこそ○○小へ!!」と言いながらみんなで投げ上げたり、卒業式の時に「卒業おめでとう!」と言ってやったりすると、大変感動的なイベントになります。
宝探し
対象:小学校低学年~ 人数:何人でも 場所:教室、体育館など 時間:10分 準備:工作用紙を丸く切ったものやガムテープ等
概要:教室内に宝物を隠して探しあうゲームです
活動の流れ
①白い厚紙を直径10㎝程度に丸く切ります。(担任がやると大変なので、子供たちに自分で切ってもらいましょう)各自で紙にイラスト(なんでもOK)を描きます。これが「宝物」になります。油性ペンで描いて、色鉛筆で色を塗ると見栄えします。(ここまでは事前に済ませておくと、進行が楽です)
②そのままイラストを隠してもよいですが、2cm程度に切ったガムテープ(養生テープもおすすめ)を使うと、壁面や机等の底にも隠すことができます。テープを使うときは自分のプレゼント番号を書いておきます。
③全体を2つに分け、隠すチームと探すチームに分かれます。探すチームには廊下など、見えないところで待機してもらいます。隠す人は、教室内に自分の宝物を隠します。
(ただし物をどかさないと見つけられないのはNG。覗き込めば見えることが条件です。)
④隠し終わった人は、自席に座って待ちます。探すチームが入ってきたら制限時間(2~3分)を決めて探します。
⑤制限時間が終わったら、答え合わせタイム。発見されなかった宝物は、隠した人が場所を発表しましょう。チームを入れ替えて楽しみます。
ポイント
①宝物を作るのが1人1枚だけだと、探すときに見つけられない人も出ます。2~3枚作ることで、見つける喜びを倍増させることができます。
②見つけた宝物(イラスト)は、見つけた人がもらえるようにしてもいいですね。発見されなかった宝物は、1つも見つけられなかった人にプレゼント。
③宝物の大きさを3種類用意しておいて、小=1点 中=2点 大=3点とし、点数を競うゲームにするのも楽しいです。
ゲーム大会(百人一首など)
対象:小学校低学年~ 人数:何人でも 場所:教室 時間:45分 準備:大会に使うゲーム
概要:クラスみんなでゲーム大会をしてみましょう!
①クラスで五色百人一首に取り組んでいる方は、この機会に大会を行ってみましょう!
ものすごい盛り上がりを見せるはずです!百人一首以外にも、2人で対戦するゲームなら何でもOK。こちらの紙ペンゲームで大会をするのもおススメです!
五色百人一首の導入方法や日々の取り組みなどについてはこちらをご覧ください。
②大会の方法としては、「スイスドロー式トーナメント」が適していると思います。聞きなれない方もいるでしょうが、トレーディングカードゲームの大会などで採用されている方式で、また対戦したことがない人、かつ、勝敗数が同じぐらいの人と当たるように組んでいく方式になります。つまり、強い人は強い人と当たりやすいわけです。1クラスだとだいたい5~6試合やると、順位が出てきます。
③ただこのスイス式トーナメント、組み合わせを考えるのが大変というデメリットがあります。そこで僕は、大会の組み合わせを管理するのに、クイックトーナメントメーカーというアプリ(無料)を使っています。人数を入れるだけで組み合わせが決まり、その後も各試合の結果を入れると次の試合の組み合わせを出してくれます。
④せっかく大会を開くのだから、入賞者には賞状、優勝者には優勝カップを授与してみるのもいかがですか?優勝カップには刻印ができますので、「〇〇カップ 優勝」(担任の名前)とすると映えます。
優勝カップのいいところは「優勝杯返還」ができるところ。表彰式で授与したカップは教室に飾っておき、次の大会の時には返還してもらいます。
大会を繰り返すたびに増えていくリボンも、子供達のテンションをあげてくれますよ。ちなみにこの優勝カップ、百人一首だけではなく体育のバスケットボールリーグなどでも活躍しますよ。
「はぁって言うゲーム」
人数 5人ぐらい~1クラス全員でOK
時間 5分~10分
元ネタはボードゲームです。めちゃくちゃ笑える鉄板レク
●遊び方●
①代表者がクジ(トランプなど)を引いて、どの「はぁ」を言うか決めます。
②お題を当ててもらえるような「はぁ」を言います(身振り禁止)
③みんなはどの「はぁ」だと思うか番号に挙手をします。→正解を発表。
安定の面白さで、オススメです!お題は検索するといくつか出てくると思いますが、製品版を買うとたくさんのお題が手に入ります。教室に置いておくと雨の日などに遊んで盛り上がるかも!?学級レクとしてやる時は、お題はテレビ等に映すと分かりやすいです。
ジェスチャーリレー
対象:小学校低学年~ 人数:何人でも 場所:教室 時間:5分~10分 準備:お題を書いた紙
活動の流れ
①5人~7人程度のグループになり、グループ内で順番を決めておきます。
②担任(レク係)はお題カードを用意しておきます。(パスすることがあるので、人数より多めに作っておきます)
お題カードの例
・動物系(ライオン、ゾウ、犬、サル、ゴリラ、キリンなど)
・昆虫系(カブトムシ、チョウ、バッタ、カタツムリなど)
・スポーツ系(野球、サッカー、スキー、フィギュアスケートなど)
・電気製品(洗濯機、テレビ、ルンバ、ニンテンドーSwitchなど)
・乗り物(車、電車、飛行機、自転車など)
・楽器(ピアノ、カスタネット、バイオリン、ドラムなど)
・季節系(サンタクロース、トナカイ、獅子舞、お年玉など)
③スタートしたら各班の1番の人がお題をもらいに行き、ジェスチャーのみでそれを伝えます。他の人は、答えが分かったらどんどん答えます。(何度でも答えられます)
分からない場合はパスもOK。パスした場合は新しいお題をもらいに行きます。
④正解したら次の人へ。これを繰り返して早く2周できた班の勝ち!
テープかくれんぼ
人ではなく名前を書いたガムテープを隠し、おにがそれを見つけるゲームです。
対象:小学校低学年~
場所:教室、体育館
時間:10分~15分
準備:ガムテープ(養生用テープ)
①2cm程度に切ったガムテープ(養生テープもおすすめ)を一人一枚配って、名前を書いてもらいます。
②全体を2つに分け、隠れるチームとおにチームに分かれます。おにチームには廊下など、見えないところで待機してもらいます。隠れる人は、教室内に自分のテープを貼って隠れます
(ただし物をどかさないと見つけられないのはNG。覗き込めば見えることが条件です。)
③テープを貼り終わったら人は、自席に座って待ちます。おにチームが入ってきたら制限時間を決めて探します。
④制限時間が終わったら、答え合わせタイム。見つからなかった人は隠れていた場所を発表しましょう。見つけた人数をカウントしておいてくださいね。おにと隠れるチームを入れ替えて、後半戦を行います。相手チームのテープをたくさん見つけたチームの勝ちです。
※普通のかくれんぼと違い、自分の隠れ場所や、鬼が探す様子が見えるのでドキドキします。自分の隠した場所が気になるでしょうが、あまりじっとそちらを見ていると目線でばれることも!
※うまく隠れきれた時の答え合わせ。子供はこの瞬間が大好きです。「ここだよー!」「えー、近くを見てたのに!」なんてやりとりがほほえましいです。
※人がそのまま隠れるのではなくテープにすることの利点として、「テーブルの底面」や「壁」、「ちょっとしたスキマ」などにも隠れることができます。「ここは絶対にバレないだろう」と思ったところがすぐに見つかったり、「だめかも」と思ったところが意外と見つからなかったり。あえて見えやすい所に貼っておく、「灯台下暗し作戦」も楽しいです。
ito(イト)
対象:小学校中学年~
人数:1グループ4~6人程度
場所:教室
時間:5分~
準備:トランプ(1グループにつき、A~Kの13枚)
①班の数だけA~Kの13枚のトランプを用意します。(1組のトランプで4グループまで対応できます。)
②1人1枚、ほかの人に見せずにカードを引きます。2が1番低く、Aが1番高いものとして扱います。(低 2345678910JQKA 高)
③担任がお題を発表します。例「人気のある給食メニュー」
④テーマに沿って自分のカードが何かを「言葉」で伝えます。
例:引いた数が低ければ、海藻サラダ。高ければ、カレーライスのような感じです。
これを全てのプレイヤーが終わるまで続けます。途中で質問もOKです。
⑤全員のトークが終わったら、答え合わせタイムです。自分が一番小さい数字だと思うプレイヤーから順番に、カードを公開して並べていきます。全員のカードをきちんと小さい順に並べることができれば成功です。(もしも直前のカードより数字が大きいカードが出てしまったらアウトです)
※このゲームを成立させるコツは、お互いの”質問”です。「カレーライスってお肉が入ってるやつ?」 「揚げパンってきなこ?それとも砂糖?」 こんな感じで質問し合い、カードの数字を予想していきましょう。
※お題の例
「人気のあるお菓子」「旅行したい国」「楽しいこと」「かっこいいもの」「有名人の人気」「アニメキャラの人気・強さ」「無人島に持っていきたいもの」「ペットの人気」「生き物の強さ」「スポーツの人気」など
※今回はトランプを使った簡易ルールでの紹介ですが、本来は1~100のカードを使って行います。お題もたくさん入っていますので、やってみて面白いと感じた方はぜひ製品版もお試しください!
アースボールチャレンジ
人数:1グループ10人程度まで
場所:体育館
時間:30分~45分
準備:大き目のビーチボールをグループ数分(ソフトバレーボールでも可)
①みんなの前でビーチボール(地球柄のデザインだと雰囲気が出ます)を見せながら、ルールの説明をします。
・ビーチボールが地面に落ちないように、ボールを突きます。
・ボールを突いた回数をみんなで数えます。
・地面に落ちたら、「1」から始めます。
・手で突きます(足で蹴るのは禁止)。
②何回かチャレンジした後、最高で何回突けたかを確認します。
※ここまでは練習で、以降が本番です。
③グループに質問します。「1人何回ぐらい突けましたか?」→1回も突けていない(または極端に回数が少ない)メンバーがいないかを確認します。
④新たなルールを加えます。
・メンバー全員が1回ずつ突き終わるまで、誰も2回目は突けないこと。
・同様に、全員が2回突き終わるまでは、3回目を突けないこと。
・同じ人が2回連続で突かないこと。
⑤チャレンジタイムを設定し、目標回数を決めます。作戦タイムをとったら、チャレンジ開始。
※誰がうまい、誰が下手ではなくメンバー全員で協力して目標を達成するということを大切にします。そのために、作戦タイムを設けて話し合いをしましょう!
※設定する目標については、練習の際に突けた回数をもとにして決めましょう。(練習と同じ回数でも、難しい)目標回数を達成できなくても問題ありません。チャレンジしたことに焦点をあてましょう!
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
最後にお知らせをさせてください。レクリエーションに関する書籍・電子書籍を出版しています。