概要:粘土細工を作り、ほかの人の作品が何かを当てるゲームです。粘土遊びにも!
「粘土遊びってちょっと苦手。うまくできないし…」あ、僕のことです(笑)
今回は、そんな図工が苦手な人でも楽しく遊べるゲームを紹介します!
こんにちは、小学校教員のサンソンです。個人的にボードゲームも大好きで、100個以上所有しています。さて、クラスみんなで遊ぶアイデアとして、ボードゲームを活用するのはいかがでしょうか。世の中にはたくさんのボードゲームがありますが、ちょっとした工夫や準備をするだけで、みんなで楽しめるものも多くあるんです!
今回紹介するのは、「バルバロッサ」。粘土細工を作り、ほかの人は何を作ったのか正解することを目指す名作ボードゲームを、クラスでできるようにアレンジして紹介します。
「ドイツ年間ゲーム大賞1988」の大賞を受賞した作品ですので、面白さは折り紙付き!!図工の時間はもちろん、雨の日の休み時間に遊ぶこともできますよ。
今回の「バルバロッサ」のほかにも、教室でできるボードゲームをたくさん紹介しています。合わせてご覧いただけたら嬉しいです。
遊び方
対象:小学校低学年~
人数:1グループ3~5人
場所:教室
時間:15分~25分
準備:油粘土、粘土板、作品を置く紙(1~6の部屋に分けておく)
①3~5人のグループになり、机をくっつけます。粘土、粘土板を用意します。
②粘土で作るお題を決めます。例えば「好きなもの」と「嫌いなもの」を一つずつ。
(お題を決めずにフリーで作ってもよいです。一人2作品あったほうが楽しめます。)
③各自、粘土細工を作ります。正解は何かを紙に控えておきます。(ほかの人には見せない)
※簡単すぎず、難しすぎない絶妙なバランスで作りましょう。
④机の中央にA4サイズ程度の紙を用意し、6つの部屋に分けて1~6まで番号を書きます。全員の粘土細工を「1」の部屋に置いたら、正解当てゲームの開始です。
⑤適当な方法でスタートプレイヤーと順番を決めます。手番になったら以下の行動を行います。
1.ほかの人の作品を1つ選びます。選ばれた作品は一つ先の部屋に動かします。 (1の部屋にあった作品は2の部屋に移動) 2.その作品に対して、作者にYesかNoで答えられる質問を3つします。 (同じ粘土細工に対して、3回連続で質問します。途中で変えることはできません) 例:「食べられるものですか?」「学校にありますか?」「生きていますか?」など 3.質問をした作品に対して、答えを言います。→作者は、正解か不正解を伝えます。 ・正解だった場合 → 正解した人に2点。粘土細工をゲームから取り除き、手番終了。 作った人にも得点が入ります。得点は、作品の置いてあった部屋に応じて得点が変わります。 「1」の部屋・・・0点 「2」の部屋・・・0点 「3」の部屋・・・1点 「4」の部屋・・・2点 「5」の部屋・・・2点 「6」の部屋・・・1点 ・不正解だった場合 → 手番終了。 選んだ粘土細工が「6」の部屋にあった場合は、作者の得点をー1点し、粘土細工をゲームから取り除く。
⑥得点はメモをするか、余った粘土で球でも作って取るようにします。これを繰り返していき、全ての粘土細工がゲームから取り除かれたらゲーム終了です。最も得点の高いプレイヤーが勝者となります。
製品版はこちらです。今回のルールは簡易版ですが、製品版にはもう少し複雑なルールがあります。さいころを振って、あるマスに止まらないと質問ができなかったり、答えを言うのに割り込みができたりします。粘土もカラフルですし、家族や友人と遊んでも楽しいですよ!
ポイント
①このゲームの大切なポイントは、自分の粘土が簡単すぎたり、誰にも当てられなかったりしたら得点が得られないというところです。つまり、作りこみ過ぎてわかりやすくしても駄目だし、適当に作って全然当てられないようにしてもダメということです。この辺のあいまいさが、図工が苦手な人にも楽しく遊べる要因になっています。
②質問することでヒントをもらうことができますので、一目見ただけではわからないぐらいデフォルメした作品を作るのがコツです。
③「絶対あれだ!」と思っても違ったり、質問をするたびに「えー!うそでしょ!?」とドツボにハマったりしてしまいます。そして突然ビビッとひらめく答えに大興奮!おすすめです。
④製品版がなくても、学校にある油粘土を使えば気軽に遊ぶことができます。
いかがでしたか?粘土を使った謎かけゲーム「バルバロッサ」を紹介しました。図工の時間やお楽しみ会はもちろん、雨の日の遊びとしてもおすすめです。
では、最後にお知らせをさせてください。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。