「1年生を迎える会でレクをしたい!」
「全校で一緒に遊べるレクを知りたい」
そんな教員や児童の皆さんに、おすすめのレクを紹介していきます!
1年生を迎える会。4月の恒例行事ですね。各学年からお祝いの出し物やプレゼントをしたり全校で合唱をしたり。1年生のかわいらしい姿に癒されることもしばしばです。そして、全校児童で一緒に遊ぶという「ゲームの時間」(レクの時間)も定番ではないでしょうか。
こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員、大学生、保育士、レク係の子供たち等に向けて、レクリエーションの発信をしています。
今回は、1年生から6年生まで一緒にできるおすすめレクを5つ紹介します!準備やルールも簡単。そして学年の枠を超えて楽しめるものを集めました。
また、全校で一緒にやるのに活用できそうなレクはこちらにもあります。合わせてお読みいただけたらと思います。
名刺交換&サイン集めゲーム
対象:小学校低学年~ 人数:何人でも 時間:5分~10分 準備:名刺カード、サインペン
概要:名刺を交換したりサインをもらったりすることで、お互いの名前や好きなことを紹介し合います。
活動の流れ
①名刺を作っておきます(事前に)
1人8~10枚程度の名刺を作っておきます。(A4~B4ぐらいの紙を配り8等分すると簡単)
カードには、「学年」「名前」「好きな食べ物や遊び」「好きなキャラクター」「自分の似顔絵」などを書くようにします。
学年ごとに、紙の色を分けておくとよいです。
②名刺交換ゲーム
自由に歩き回り、出会った人と名刺を交換します。交換する際は、学年や名前を言うようにします。普段から仲の良い相手とではなく、いろいろな人と交換すること。全部の学年と交換できるようにすること。などを声掛けしておきましょう。
自分の名刺をすべて渡し終えた人は、体育館の端で待機します。
③サイン集めゲーム
一度、元の場所に戻ります。その後、合図があったら今持っている名刺の人を探してカードにサインをもらいます。探すときは名前を呼んでも構いません。
名刺をもらうときに一回、サインをもらうときにもう一回話すことになりますので、顔と名前が一致しやすくなります。児童数が多い学校で行うときは、全校で一緒にやるよりも縦割り班ごとにエリアを決めて行ってもいいと思います。
学校クイズ
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 時間:5分~ 準備:問題を数問
概要:学校に関する〇×クイズや3択クイズを出題します
活動の流れ
①参加者には全員、紅白帽子をかぶってもらいます。司会者が〇×問題(または3択問題)を出し『〇だと思った人は両手で〇を、×だと思った人は両手で×をつくってください』と言います。
(三択問題の時は、指で「1」「2」「3」をつくるようにします)
②「せーの!」で解答を出してもらったら、正解を発表します。間違えた人は紅白帽を裏にしてもらいましょう。例え間違えても、次の問題には参加可能です。数問やっていくとだんだん元の色帽子が減っていきます。最後は、全問正解だった人を称賛しましょう。
③1年生を迎える会ですから学校の楽しさやルール、担任の先生についてなどに関する問題がおすすめです。ほかの学年でも迷うような問題を入れておくのもいいですね。
【問題例】
・〇〇先生の好きな色は赤である。〇か×か
・授業中にトイレに行きたくなったらどうすればよいでしょうか。①先生に言う。②がまんする。③だまってトイレに行く。
・学校で一番人気のある給食のメニューはどれでしょう。①カレーライス ②あげパン ③ラーメン
・学校で飼っているウサギの名前は「ラビちゃん」である。〇か×か
・校長先生の名前は次のうちどれでしょう?
正解を発表した後は、解説もあるといいですね。ぜひ、役員の児童と一緒に考えてみてください。
猛獣狩り
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 時間:5分 準備:動物のお題を考えておく
概要:みんなで楽しく踊って、仲間集めをするゲームです
活動の流れ
①リーダー(6年生など)が前に立ちます。後述する例のように、言葉とポーズを歌い踊りみんなは後に続いてマネをします。
②踊りの最後にリーダーが動物の名前を言います。その動物の文字数だけ、仲間を集めます。(ライオンなら4文字だから4人)
③無事に仲間が集まった人たちは座ります。
リーダーが適当なところでカウントダウンをし、余ってしまった人にはみんなで「チョチョチョン、ドンマイ!」(手拍子3回→指さしポーズ)をします。
(みんなが安心して参加できるよう、バツゲームはしないようにしましょう)
④グループを作るときには、「学年がバラバラで集まること」という条件をつけると縦割りの交流ができるのでおすすめです。すごく長い名前の動物にするのも面白いです。
「トゲナシトゲアリトゲトゲ」(12文字)とか
「アメリカツマグロガガンボモドキ」(15文字)とか。
歌と踊りの例 T 構え!(適当なポーズ) C 構え! T ドンドコ、ドンドコ、ドンドコドン!(リズムよく跳ねながらももを太鼓のように叩く) C ドンドコ、ドンドコ、ドンドコドン! T ドンドコ、ドンドコ、ドンドコドン! C ドンドコ、ドンドコ、ドンドコドン! T 猛獣狩りに行こうよ(右手をグーにして上に突き上げ、ジャンプ) C 猛獣狩りに行こうよ T 猛獣狩りに行こうよ C 猛獣狩りに行こうよ T 猛獣なんて怖くない(顔の前で右手を横にふる) C 猛獣なんて怖くない T ヤリだって持ってるし(ヤリをかかげるまね) C ヤリだって持ってるし T 鉄砲だってあるもん(ライフルを打つまね) C 鉄砲だってあるもん T 友達だっているもん(近くの人と腕を組んでスキップで回る) C 友達だっているもん T あ!(適当な方向を指さす) C あ! T あ! C あ! T あーーーーーー!! C あーーーーーー!! T 〇〇〇〇!(動物の名前を言う)
参考動画
導入の部分にご注目!太鼓を叩いて踊っているような感じが、僕のやっているスタイルに似ています。こんな感じで、おもいっきりはっちゃけちゃいましょう!
より詳しい解説はこちら。
1文字~15文字までの動物例や、参考動画その2なども紹介しています。
仲間を集めるところよりも、ポーズを取って踊るところのほうが盛り上がるかもしれません。いろいろな振り付けを考えてみてください。そして何より、リーダーになる人が全力でやることが大切ですよ!!恥ずかしがっていてはいけません!!
無限ジャンケン列車
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 時間:5分~ 準備:特になし
概要:負けても復活できるジャンケン列車
活動の流れ
①音楽に合わせてフロアを歩き回り、出会った人とジャンケンをします。「ドーン!ジャンケンポン!」
②負けた人は、勝った人の後ろに回り肩につかまって二人組になります。(ここまでは普通のジャンケン列車と同様です)
③2人組以上の人たちがジャンケンをした場合、ジャンケンをした先頭の人だけが列を離れて勝者の後ろにつきます。
例:3人対3人でジャンケンをした場合、勝った方は4人になり、負けた方は2番目だった子が復活して先頭になります(3人組→2人組になる)
④先頭の子が連勝し続けない限り、何度でも復活することができるので、みんなが楽しめます。
普通のジャンケン列車だと、一度負けたらあとは勝者の後ろをついていくだけですが、このルールなら何度も復活して楽しむことができます。まさに無限列車です(笑)
円盤体操
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 時間:3分~ 準備:特になし
概要:リーダーの真似をしてみんなで踊ります
活動の流れ
①全員の前にリーダーが出ます。(体育館なら舞台の上)
②リーダー→全員→リーダー→全員と、同じ動きを真似しながら踊ります。これだけ!あとは楽しんだもん勝ちです(笑)
僕がやっているものにかなり近い参考動画がありました。実際の動きはこちらをご覧ください。
③かけ声の例( )内は子供達が真似する所
構え! (構え!) 円盤たいそーう (円盤たいそーう) あっ円盤だ! (あっ円盤だ! キタキタキタキタ〜 (キタキタキタキタ〜) マル型円盤 (マル型円盤) シカク型円盤 (シカク型円盤) サンカク型円盤 (サンカク型円盤) やってきた! (やってきた!) 〇〇(地名)の空にやってきた (〇〇の空にやってきた) えらいこっちゃ×3 (えらいこっちゃ×3)
※以上を1セットとし、2~3セットやってみましょう。2セットめ、3セットめでは円盤の形をいろいろと変えてみましょう!
他にも、例えば
・学用品シリーズで鉛筆型、ノート型、ランドセル型、
・食器シリーズでお皿型、グラス型、どんぶり型
・キャンプシリーズでテント型、飯ごう型、寝袋型
などなど。なんでもOK!
動画に出てくる「殿さま編」などは、こちらの記事で詳しく解説しています。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
最後にお知らせをさせてください。レクリエーションに関する書籍・電子書籍を出版しています。