概要:他の人とバッティングしないように、なるべく大きな数字を出していくゲームです。
算数の学習で「計算カード」に取り組んでいる先生も多いのではないでしょうか。足し算、引き算、かけ算。繰り返し唱えて定着させたいですよね。
さて、この計算カード。コツコツ繰り返すのが苦にならない子もいますが、やはり飽きてくる子がいるのも事実です。そこで今回は、人気カードゲームをアレンジして、授業中にも楽しみながら取り組めるアイデアを紹介します。
こんにちは、小学校教員のサンソンです。趣味のボードゲームは所有数が100個を超えました!今回は、「ハゲタカのえじき」という人気カードゲームを、授業でも取り組めるようにアレンジして紹介します!
元ネタはこちらのカードゲーム。興味のある方はぜひ!
【このレクの活用シーン】
- 算数の授業での導入として
- 雨天時の休み時間に
今回の「ハゲタカのえじき」のほかにも、教室でできるボードゲームをたくさん紹介しています。合わせてご覧いただけたら嬉しいです。
遊び方
対象:小学校低学年~
人数:1グループ4~6人程度
場所:教室
時間:5分~
準備:トランプ(1グループにつき、A~9の9枚)、計算カード(各自1セット)
①4〜6人でグループになり、全員同じ種類の計算カード9枚(例:かけ算の9の段)を手札として持ちます。
②A〜9のトランプをシャッフルして、裏向きにして伏せます。 代表者が1枚めくり、出てきた数字がそのラウンドの得点になります。(5が出たら5点)
③全員、手持ちの計算カードから1枚を選び、「せーの」で出します。
④一番大きい数のカードを出した人が、得点用のトランプをもらえます。ただし、一番大きい数が二人以上いた場合は2人ともドボン。次に大きい数の人に権利が移行します。
⑤一度使ったカードはそれ以降使えません。(手持ちのカードがどんどん減っていきます)これを9ラウンド繰り返し、最も得点が多かった人の勝ちです。「高い点は欲しいけど、強いカードは被りそう」というジレンマが楽しいゲームです。
実際の流れ
これから「ハゲタカのえじき」を始めます。最初の得点は・・・「7」ですね。なかなか高得点カードです。各自、手持ちの計算カードから1枚選んでください。他の人と被ったら、アウトですよ。
7かあ。「9✕7=63」ぐらいかなあ
他の人がかぶってアウトになった時の2位ねらいで、「9✕5=45」にしよう
「9✕9=81」を使えば確実に取れるかな?でももったいないし、どうしよう。
このカードは取れなくてもいいや。一番弱い「9✕1=9」を消費しておこう
じゃあいくよー!せーの!!
マリーさんとエレクトラさんが「9✕7=63」。残念、被ったので2人はアウト。次に大きいのはジャン君の「9✕5=45」ですね。ジャン君の得点です!
やったあ!狙い通りだ!!じゃあ次行くよー!
いかがでしたか?今回はトランプと計算カードを使った簡易ルールでの紹介ですが、本来は1~15のカードを使って行います。マイナス得点になるカードも入っていて、小さい数字のカードにもいつ使うのかという戦略があります。やってみて面白いと感じた方はぜひ製品版もお試しください!
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
最後にお知らせをさせてください。レクリエーションに関する書籍・電子書籍を出版しています。