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信頼関係が大切!目隠しをして行うレク5選!

「人を大切にする」「人を信頼する」「人に信頼される」という体験を子供たちにさせたい。活動を通して信頼関係を高めていきたい。そんな思いをもっているみなさんに。

サンソン
サンソン

 今回のテーマは「目隠し」です。日常生活で目隠しをする機会は、そう多くはないでしょう。だから、子供たちは目隠しをする活動が大好きです。やる時には、「ドキドキワクワクで待ちきれない!」という気持ちが伝わってきます。

 しかし、ある程度の信頼関係がないと目隠しレクの実施は難しいと思います。まずは、下記リンクの信頼関係を高めるレク」や拙著「あそびで育てるクラスづくり」などを読んでいただき、お互いのことを大切にする意識を育ててから進めていただければと思います。

あそび×学級経営」の本を出版しました

「あそびで育てるクラスづくり」 明治図書出版

「どんなねらいをもってあそぶのか」「どのように学級経営につなげていくのか」という視点から選び抜いた約50のあそびと、クラスづくりへの生かし方を紹介しています。

 


注意事項
 見えないことへの不安や恐怖心もつきものですので、無理はさせないという配慮が必要です。「普段からケンカばかりだから、この活動でお互いの信頼感を育みたい」ということでは、やってはいけません。クラスの状況をよく分析し、安全第一で行うようにしてください。

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トラストウォーク

人数 何人でもOK
時間 20分~30分
場所 教室、廊下
準備 バンダナなど目隠しができるもの   

●活動のしかた●

①活動の趣旨を説明する。
例 「今日はペアのうち1人が目隠しをして、一緒に校舎内を歩く活動をします。この活動は“信頼”がテーマですから、お互いの間に信頼感が感じられるように”真剣”に取り組んでください。


②ペアをつくり、片方が目隠しをする。
 ペアで話をして自分たちが一番安心できる方法を探してから取り組む。「手をつなごうか」「曲がるときには声をかけようよ」など


③注意点を確認してスタートする
 ・コースの確認
 ・廊下は右側を歩くこと
 ・絶対にふざけないこと


④戻ってきたら振り返りをする
 やってみて感じたり考えたりしたことをシェアしましょう。


ポイント

・歩くコースの設定は慎重に行ってください。教師の目が届く範囲で行うとよいでしょう。階段を使うことは避けた方が無難です。万が一の時、大けがにつながってしまいます。

・注意をしていても、置いてある机や出入り口のドアなどにペアの子をぶつけてしまうことがあるかもしれません。自分のせいで痛い思いをさせてしまったと、落ち込むかもしれません。ペアで話し合ったり振り返りをしたりし、それも学びにつなげます。

・この活動では特に、振り返りを大切にしてください。連れて行ってもらった時はどう思ったか、相手が安心できるようにどんなことを心がけたかなどについて考え、発表してシェアするとよいでしょう。

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目かくしおにごっこ

人数 何人でもOK
時間 10分~15分
場所 体育館
準備 特になし   

●活動のしかた●

①ルール説明をする
 ・2人組で片方は目をつぶる。もう一人は目を開け、動き方を指示しながら後ろを一緒に歩く。
 ・目をつぶる人は、胸の前に手を出しながら歩く(バンパー)
 ・指示する人は、ペア相手の身体には触れない。(声のみで指示)
 ・危ないと感じたときなどは、目を開けてもよい。無理しない
 ・絶対に走らない。


②ペアで打ち合わせをする
 ・指示の出しかたを確認する(止まって、歩いて、右に曲がって など)


③おにのペアは目隠しをした人がぬいぐるみ(または柔らかくて小さめのボール、紅白玉など)を持って追いかけタッチする。タッチはペアのどちらにしてもOK


④ペアを交代しながら活動する。


⑤振り返りをする。
 どんな言葉がけをすると安心できたか、不安に思ったことは何だったかなどについてシェアしましょう。 

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ブラインドスクエア

人数 1チーム10人程度
時間 20分~30分
場所 体育館
準備 ・ロープ(10m程度) ・目隠しができるもの   

●活動のしかた●

①ゲームの目的を説明をする
 ・床におおまかな円形で置かれたロープを全員で持ち、目隠しをしたまま正方形をつくることを目指す。


②10人1チーム。全員ロープの周りに立ち、目隠しをする。
 ・全員、ロープの中央を向いている


③合図でロープを胸の高さに持ってスタート。
 ・ロープを持った位置は、変えてはいけない。(手繰り寄せるの禁止)


仲間と声をかけ合いながら正方形の完成を目指す。
 ・ロープを持ったまま移動することができる。
 ・仲間と身体が触れていてはいけない。


⑤正方形ができたと思ったら教師に声をかける
 ・目隠しはしたまま。
 ・教師の合格が出ればクリア。
 ・合格が出なければそのまま続行する。
 ・チャレンジは3回まで。


⑥振り返りをする
 お互いにどんな声をかけたか、リーダーシップを発揮した人はいたか(多すぎなかったか)、相手の発言に耳を傾けることができたか、などについてシェアしましょう。



ポイント
 ・数チームでやっている場合は、タイムを計っておいてもよい。
 ・早く終わったチームは、星型や五角形などに挑戦させてもよい。

合言葉でペア探し

人数 30人ぐらいまで
時間 10分~15分
場所 体育館
準備 なし(目かくしをできるものがあってもよい)   

●活動のしかた●

①ペアになり、お互いの合言葉を決める。
 ・同じ言葉でなく、対になる言葉が面白い。「カレー」と「ライス」、「みそ」と「ラーメン」など


②合言葉が決まったら、ある程度離れたところまで移動する。



③バンパーをつくって目を閉じ、その場で3回まわってからスタート
 ・ゆっくり歩いて進むこと(走るの禁止)
 ・合言葉の声を頼りに進む


④無事にパートナーと出会えたらクリア
 ・活動後は振り返りをしましょう。

ゾンビ

人数 何人でもOK
時間 10分~15分
場所 体育館
準備 特になし   

●活動のしかた●

①全員、目をつぶる。教師が数名をゾンビ役に任命する。
 ・他の子には分からないように、肩をたたくなどの合図で知らせる。
 ・ゾンビは1名ではなく、数名つくる。(参加者7人に1人程度)



②バンパーをつくり、目をつぶったままゆっくり歩きまわる。
 ・おにごっこではないので、安全に気をつけさせる。



③バンパーがだれかに触れたら、お互いに手と手を合わせる。ゾンビ役の人は「ギャーー!」と叫ぶ。
 ・人間とゾンビが手を合わせた場合、人間はゾンビになってしまう。
 ・人間同士では何も起こらない。
 ・ゾンビ同士だった場合、二人とも人間に戻る。

ポイント
 ・恥ずかしがらずに大きな声をだすことが大切です。大きな声を出すことで、恥ずかしさの抑制を取っていきます。

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。

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