概要:1人だけお題が違う「狼」を探し出す、お手軽な人狼系ゲームです。
こんにちは、小学校教員のサンソン(@oakleyfreak1)です。このブログでは小中学校の教員、大学生、保育士や幼稚園教諭、小中学生のレク係等のみなさんに向けて、レクリエーションの発信をしています。いつも見てくださり、ありがとうございます。
今回は、雨天時の休み時間や授業のスキマ時間に手軽に楽しめるゲーム「ワードウルフ」を紹介します!
ワードウルフは、みんなであるお題について雑談し、その中で「みんなとは違うお題」を与えられた「狼」の人を見つけ出すゲームです。気軽にできる人狼ゲームのような感じですね。
アプリ版、カードゲーム版などいろいろなバージョンがありますが、今回は小中学校の学級全員でも楽しめるようなアレンジで紹介していきます!
学校の休み時間やスキマ時間にできるボードゲームの記事はこちらから!
様々なシチュエーション別に「〇〇におすすめのレク5選」も紹介しています。こちらも、合わせてお読みいただけたらと思います。
遊び方
人数:何人でもOK(4~8人グループで)
場所:教室など
時間:5分~10分
準備:
・お題を見せるためのホワイトボード2枚(電子黒板でも可)
・カードゲーム「ワードウルフ」(なくても可)
①4〜8人班で行います。班の中で順番を決め、全員顔を伏せます。
②担任が番号を呼んだら、呼ばれた番号の人だけが顔を上げます。その際、ホワイトボード等に書いた「お題」を見せますが、多数派(市民)と少数派(ウルフ)に分けて違う単語を見せるようにします。
(例:多数派5人には「そば」、少数派3人には「うどん」)
プレイ人数による市民とウルフの比
3人プレイ 2:1
4人プレイ 3:1
5人プレイ 4:1
6人プレイ 4:2
7人プレイ 5:2
8人プレイ 5:3
③2分間のフリートークをします。もし自分がウルフかも…と思ったら、話を合わせたり、ウソをついたりして自分の正体がバレないようにします。
④フリートーク終了後、せーので誰が少数派(ウルフ)か指を指します。最多票だった人がウルフなら市民たち全員の勝ち、そうでなければウルフたち全員の勝ちです。
お題の例
りんご なし
カレー シチュー
スイカ メロン
冬休み 春休み
水族館 動物園
お年玉 誕生日プレゼント
太陽 月
海 プール
スキー スケート
マクドナルド モスバーガー
など
ちなみにワードウルフのボードゲーム版はこちら。カードゲームだから安価ですし、お題がたくさん入っているので一つ持っていると便利です!家族や友人とも楽しめますしね。もちろん僕も持ってます
実際の流れ
これからワードウルフゲームを始めます。4人の中で、1人だけ違うお題を見せられている人「ウルフ」を当ててくださいね。ウルフになった人は上手にごまかしたり噓をついたりして、バレないようにしてください。
ではまずは、グループ内で1~4の番号を決め、決まったら伏せてください。
じゃあ私が1番で2番がジャン君、3番がネモ君、4番がエレクトラさんだね。
OK、じゃあみんな顔を伏せよう。
では1番の人、顔を上げてください。あなたのお題はコレです。
(ホワイトボードを見せる)
「りんご」ね、オッケー。
では2番の人、顔を上げてください。あなたのお題はコレです。
(ホワイトボードを見せる)
(以降3番、4番も同様)
果物の「ナシ」かOK!
「りんご」だな。了解
私のお題は「りんご」ね。
では時間は今から2分です!話し合いスタート!
(りんご:市民)
えっと、おいしいよね!!
(りんご:市民)
うんうん、おいしいよねー。私、好き~。
(ナシ:ウルフ)
給食で出ると嬉しいよねー。
(りんご:市民)
給食も嬉しいけど、俺は温めてお菓子の中とかに入ってるのも好きだなー。
(ウルフ)
ん?ナシってあまりお菓子には入らないような…。僕がウルフかも!?
(市民)
あー、お菓子もいいよねー!
(…以下、会話が続く)
このように、「みんなのお題と違うかも…」と感じることがあります。その場合はみんなの会話から多数派のお題を推理して、うまく話を合わせるようにしましょう。
時間です!!では投票で誰がウルフだと思うか指名してください!!
(温めてお菓子にするって言ってたネモ君は、同じりんごっぽい。他の2人のどっちかだなあ。どっちにしよう。)
じゃあいくよー!せーの!!
え!僕が最多票?
じゃあお題を確認しよう?みんな「りんご」だったんだ?僕は「ナシ」。じゃあ僕の負けかあ。
オプションルールとポイント
オプションルール
①「必ず最初に一言しゃべる」
ゲーム開始直後にお題について一言ずつ喋るようにします。みんなの口数が少ないとゲームがつまらなくなってしまいますから、おすすめのオプションルールです。
②「お題がバレたら、ウルフの逆転勝利」
投票でウルフが当てられたときに『市民のお題を当てればウルフの逆転勝利になる』というルールです。お題がバレてしまったら市民チームの負けになってしまいますので、どこまで情報を出すのか悩ましくなります。
ポイント
①ワードウルフでは情報が大事です。どんどん質問をしましょう!「最近いつ食べた?」「家にある?」「どこで使う?」など、質問をして情報を引き出しましょう。
②序盤は「ざっくりおおまかに」にしゃべりましょう。いきなり具体的な話をしてしまうとウルフだとバレてしまいます。
③逆に終盤は、「具体的に」しゃべって信用を得ましょう。ただしオプションルール②を採用している場合、情報の出しすぎには要注意です。
④各グループごとにやるのも楽しいですが、クラスの代表者4名が勝負するのをみんなが観戦するのも面白いです。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
最後にお知らせをさせてください。レクリエーションに関する書籍・電子書籍を出版しています。