概要:目隠しをし、ペアの相手に手を引いてもらいながら歩きます。
日常生活で目隠しをする機会は、そう多くはないでしょう。だから、子供たちは目隠しをする活動が大好きです。やる時には、「ドキドキワクワクで待ちきれない!」という気持ちが伝わってきます。
普段どんなに元気いっぱいの子でも、目隠しをしている状態ではペアの相手に全てを委ねるしかありません。この「助けてもらう」、「相手が安心できるようにする」という体験をすることで、子供たちは人を大切にすることを学んでいきます。この活動をして以降の生活で、子供の行動が変わってくることもありますよ。
しかし見えないことへの不安や恐怖心もつきものですので、無理はさせないという配慮が必要です。
「普段からケンカばかりだから、この活動でお互いの信頼感を育みたい」ということでは、やってはいけません。
クラスの状況をよく分析し、安全第一で行うようにしてください。

こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員/大学生/保育士/レク係の子供たち/等に向けて、学級で楽しく遊べるレクリエーションを紹介をしています。
ルール
人数:何人でもOK
場所:教室、廊下、体育館など
時間:15分〜30分
準備:目を隠せるもの
①活動の趣旨を説明する。
②ペアをつくり、片方が目隠しをする。
③注意点を確認してスタートする
④戻ってきたら振り返りをする
実際のあそび方

今日はペアのうち1人が目隠しをして、一緒に校舎内を歩く活動をします。
この活動は“信頼”がテーマですから、お互いの間に信頼感が感じられるように”真剣”に取り組んでください。ペアで、どうやったら安心できるか相談してみましょう。

目隠しをするんだ?ちょっと怖いなあ。手をつなごうよ

ずっと黙ってると不安だよね。曲がるときには声をかけるね

うん、お願いね。

バンダナで目隠しをしますが、怖い人は目を閉じるだけでもいいですよ。怖い時には薄目をしたり目を開けたりできるからね。
では教室を出て廊下の端まで行き、戻ってくるコースで行います。廊下は右側を歩いてね。そしてもちろん、ふざけないこと。ふざけてやると怪我をさせてしまうかもしれません。大事に大事に扱ってください。

じゃあ、教室を出るよ。段差に気を付けてね。

何も見えないから怖いなあ。ゆっくり進んでね
ポイント
・歩くコースの設定は慎重に行ってください。教師の目が届く範囲で行うとよいでしょう。階段を使うことは避けた方が無難です。万が一の時、大けがにつながってしまいます。
・注意をしていても、置いてある机や出入り口のドアなどにペアの子をぶつけてしまうことがあるかもしれません。自分のせいで痛い思いをさせてしまったと、落ち込むかもしれません。ペアで話し合ったり振り返りをしたりし、それも学びにつなげます。
・この活動では特に、振り返りを大切にしてください。連れて行ってもらった時はどう思ったか、相手が安心できるようにどんなことを心がけたかなどについて考え、発表してシェアするとよいでしょう。
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ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
