子供達の大好きな、夏の授業と言えばプールですよね!!夏も本格的になってきた今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、小学校教員のサンソンです。もうプールの授業が始まっている頃かと思いますが、水泳ほど得意不得意がはっきりと分かれる領域もないですよね。スイミングを習っている子がガンガン泳いでいる一方で、水に顔を付けるのも怖い子もいる。安全を確保しながら指導していく難しさがあると思います。
そんなプールが苦手な子たちが少しでも楽しめるよう、授業にちょっとしたレクを取り入れてみてはいかがですか。プールレクの定番と言えば「宝探し」ですが、それだけでなくいろいろなバリエーションをもっておくといいと思います。今回は、プールで楽しめるおすすめレクを集めました。ぜひ授業に取り入れてみてください。
下の記事では、低学年でおすすめのリズム体操「ペンギンのプール体操」も紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。低学年が踊るととってもかわいいですよ!
タイとタコ
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 時間:5分~10分 準備:特になし
陸上でやる「ねことねずみ」ゲームの水中版
遊び方
①全体を2つ(タイチームとタコチーム)に分け、プール真ん中のラインをはさんで立ちます。
②担任が「タ、タ、タ、タ、タ、タイ!」と言ったらタイがタコを追いかけます(タコは自分のプールサイド側の壁に向かって逃げます。)
③タコは壁まで逃げ切れたらセーフ。その前にタイにタッチされたら、次から相手チーム(タイチーム)になります。
ポイント
・「タコ」と言ったときはタコが追いかけます。
・子供たちの実態に合わせて、「走るだけ」「泳ぐのもあり」を使い分けてください。
・ひっかけを入れるとより楽しくなります。「たこやき」「たいやき」「たんこぶ」「たらこ」「タスマニアデビル」「太鼓の達人」など「た」から始まる言葉なら何でもOK
ビート板オセロ
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 時間:5分~10分 準備:ビート板をたくさん(裏表の判別ができるもの)
浮かべたビート板をどんどんひっくり返す!
遊び方
①全体を2つに分け、表チームと裏チームとします。プールの水面にビート板をたくさん浮かべます(表裏が半々になるようにしましょう)
②2チームに分かれ、自分のチームの色になるように次々とひっくり返していきます。
③合図があった時に、自分の色がたくさん見えているチームの勝ちです。
ポイント ・ビート板に表裏がないと出来ません(色が違う、模様が入っている等) ・一度ひっくり返したビート板を、連続でひっくり返すのは禁止とします。 (相手チームの子と同じビート板をひっくり返し合うことを防ぐため)
ちなみにビート板っていくらぐらいするかご存じですか?僕は調べてみてかなり驚きました。この値段の物が、あんなに大量にあるのか。興味がある方はどうぞ
水中ポートボール
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 時間:5分~10分 準備:ボール
椅子に座っている人がキャッチしたら1点
遊び方
①2チームに分かれます(チームの判別は、帽子を脱いでもよいなら帽子の有無で。)プールの両サイドにイスを置き、そこに座っている人にボールを渡せたら1点です。
②ドリブルの代わりに、クロールでボールを押しながら進んでも良いこととします。
(持って歩くのはナシ)
③ボールは2〜3個使っても面白くなります。
ポイント
・ボールを持っている人から直接奪い取ることは禁止とします(ひっかくなどのけが防止)
・ボールを手に持ったら、5秒以内にパスかシュートをしなければなりません。(ドリブルをしていなければドリブルも可)
・ボールはソフトドッジボールのようなものか、ビーチボールでもOK
・人数が多ければ、プールを横に使って2面取ることもできます。
水中ドッジボール
対象:小学校低学年~ 人数:何人でもOK 時間:5分~10分 準備:柔らかいボールを数個
外野はプールサイド上から攻撃
遊び方
①ビーチボールのような柔らかいボールを数個使います。コートは無し。
②当てられてしまったら、プールサイドに上がります(水面にバウンドしていても当たったらアウト)
③外にいる子は、ボールが外に出たらプールサイドから投げます。当てることができたら中に入れます。
ポイント
・チーム分けしてもいいですし、チーム無しで完全個人戦にしても楽しいです。
・プールサイドは走らない、飛び込まないなどの約束は厳守!ルール違反者は1分間退場など、厳格に行いましょう。
ぴょっこりアザラシ
対象:小学校低学年 人数:1グループ10人ぐらいまで 時間:5分 準備:グループにつきボール1個
バクダンゲームの水中版
遊び方
①10人程で輪になります。アザラシ役を1人決め真ん中へ。周りの1人がボールを持ちます。
②アザラシ役が水に潜ります。その間にみんなはボールを隣の人に渡していきます
③アザラシ役が「ぴょこ!」と言いながら飛び出ます。この時、ボールを持っていた人が次のアザラシになります。
ポイント
・潜ることができない子は、顔をつけるだけや口をつけてバブリングするだけでもOK
・限界まで息を止めてしまうと危険ですので、苦しくない程度にしましょう。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。