GW明けに子供たちの様子が落ち着かない。4月から作ってきた学級ルールがリセットされてしまった…。教員のみなさんなら「あるある」と頷いてくださるのではないでしょうか?
そして運動会や宿泊行事などに向けた動きが始まるなど、学級だけに集中できなくなってくる時期でもあります。そうすると授業と行事の準備に大忙しで、4月に築いたはずの雰囲気や方向性が崩れる可能性もあります。
今回は、そんな5月に行うのにぴったりのレクを「ねらい」とともに紹介します!!

セブンイレブンジャンケン
対象:小学校低学年~
人数:何人でもOK
時間:1分~
準備:特になし
ねらい:心をほぐす
4月の学級開きにもおススメですが、GW明けなどの少し落ち着かないときにやるのも良いでしょう。説明も少なく盛り上がります。そしてハイタッチをすることで温かい気持ちになれるゲームです。
このあそびを通して、「ペアがつくれない時は3人でもいいんだ」という経験をさせておくと、その後の生活のいろいろな場面で役立ちます。
不安や緊張をほぐすためのジャンケンを使ったあそびはバリエーションが多く、気軽に短い時間で遊べるためおススメです。
せーの!
対象:小学校低学年~
人数:何人でもOK
時間:1分~
準備:特になし
ねらい:いろいろなグループを作って交流する
「子供たちがいつも同じメンバーとしか交流しない」という悩み。多いのではないでしょうか。授業で「〇人組を作って」と言っても同じメンバー。結局、1日で同じ人としかコミュニケーションをとっていない。そんなことがみなさんの学級でも起こっていませんか。
そんな子供たちに「混ざりましょう」と言ってもなかなか難しいものです。ですから、楽しいことでいつの間にか混ざっちゃったという経験をたくさんして、徐々に慣れさせていきましょう!
野性の証明
対象:小学校中学年~
人数:1グループ4名程度
時間:5分~
準備:特になし
ねらい:グループで力を合わせる体験をする
スポーツや音楽、そして勉強でも、日々の練習の積み重ねが自信になっていきます。その自信が、本番で自分を助けてくれます。コミュニケーションも同様です。運動会や文化祭などの行事で、クラスみんなが力を合わせて同じことに取り組む時や、クラスで起こった問題を自分たちで解決しようとする時など、いざという時はそれまでに重ねてきたコミュニケーションの量がものをいいます。
「クラスの誰とでも話したことがある。」「自分の考えや想いを伝えることには慣れている。」そういった経験を、日頃から重ねておくことが大切です。
「野性の証明」では、ある文章から文字を抜き出して食べ物を見つけていきます。1人では絶対に思いつかなかったような発見を、友達の発言をきっかけに見つけられる楽しさがあります。話し合って合意形成することも経験でき、コミュニケーションを取ることに慣れていくことができます。
インパルス
対象:小学校中学年~
人数:何人でもOK
時間:5分~
準備:特になし
概要:クラスみんなでチャレンジし、一体感を味わう
4月から少しずつ関係を深め、友達と協力することの楽しさを体験することができたら、少しずつ難易度が高い活動にも挑戦してみてください。みんなでチャレンジして一体感を感じることができると、学級もまとまってきます。
「インパルス」のようなタイムを縮めていく系の活動は、スモールステップで目標設定を更新していくことで、短い時間に何度も成功体験を積むことができます。
ラインナップ
対象:小学校低学年~
人数:何人でもOK
時間:10分~
準備:特になし
概要:心の壁を下げ、子供同士の距離を縮める
このレクでは、お互いに声をかけ合って課題を解決していきます。全員で声をかけて行わないといけないため、普段かかわりがない子同士が話すきっかけにもなります。
参加するためのハードルも高くないため多くの子が参加しやすいです。難易度は高くないのに、成功するとうれしいゲームです。会話のあり/なし、ジェスチャーのあり/なしなどの制限を設けることで、意思疎通の仕方について考えることもできますよ。
輪になるのではなく平均台の上で一列に並び、落ちないようにしながら場所を変わるレク「TPシャッフル」もあります。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。