学校が長期休みになると子供達と過ごす時間が増えますよね。でも、
・家にいるけど暇…。
・我が子はゲームばかりしている。
・帰省中、渋滞にハマってしまいつまらない。
そんなご家庭もあるかもしれませんね。
こんにちは。小学校教員のサンソン(@oakleyfreak1)です。このブログでは小中学校の教員、大学生、保育士の方々に向けて、レクリエーションの発信をしています。
今回は教員の方だけでなく保護者の方も必見!「自宅で暇をつぶしたい」「渋滞中の車でできる遊びはない?」そんな思いをおもちの方に、おススメのレクを紹介していきます。
また、このほかにもいろいろなレクをシーン別に厳選している「レク5選」の記事を書いています。合わせてお読みいただけたら幸いです。
まちがいさがし
対象:小学校低学年~ 人数:2人~ 場所:自宅など 時間:3分~5分 準備:特になし
どこが変わったのか、じっくり観察して探し出しましょう!!気分は名探偵!!
●遊び方●
①1人がリーダー。残りの人は解答者になります。
②まずはリーダーの服装や髪型などを覚える時間を取ります(1分程度)
③次にリーダーは、廊下など見えない場所で自分の身なりを3カ所変えましょう。
(例)靴下を脱ぐ、腕まくりをする、ピン止めをつける等
④解答者は紙に変わったと思う所を3つ書きます。→答え合わせが一番盛り上がります!
⑤全員がリーダーになるまで繰り返し、ポイントを競い合いましょう。
※目に見える所の変化だけを対象にすることは押さえておきましょう。
◆もう一工夫◆
・「足し算」する変化、「引き算」する変化を楽しむのがコツです
・BGMは菅田将暉さんの「まちがいさがし」でw
このレクは僕のクラスで大人気で、「お楽しみ会」というと真っ先にリクエストにあがります。はじめのうちは「靴下が裏返しになっている」とか「シャツがインしている」など簡単な変化が多いです。でも慣れてくるとすごく細かい所を変えてくるんですよね。「髪の流し方が反対向き」なんてなかなか気づきませんでした。いろいろ考えてみてください!
ガムテープかくれんぼ
対象:小学校低学年~ 人数:2人~ 場所:自宅など 時間:3分~5分 準備:ガムテープ、ペン
ただのかくれんぼよりエキサイティング!!どんな隙間にも隠れられます
●遊び方●
①2cm程度に切ったガムテープ(養生テープもおすすめ)に名前を書きます。
②隠す人と鬼を1人決めます。隠す人は、自宅内に自分のテープを貼って隠します
(ただし物をどかさないと見つけられないのはNG。覗き込めば見えることが条件です。)
③制限時間を決めて、鬼が探します。
普通のかくれんぼと違い、自分の隠れ場所や、鬼が探す様子が見えるのでドキドキします。自分の隠した場所が気になるでしょうが、あまりじっとそちらを見ていると目線でばれることも!
うまく隠れきれたら、答え合わせ!子供はこの瞬間が大好きです。「ここだよー!」「えー、近くを見てたのになぁ!」なんてことも。
人がそのまま隠れるのではなくテープにすることの利点として、「テーブルの底面」や「壁」、「ちょっとしたスキマ」などにも隠れることができます。あえて分かりやすい所に貼っておく、「灯台下暗し作戦」も楽しいです。
私は誰でしょう3ヒントクイズ
対象:小学校低学年~ 人数:2人~ 場所:自宅、車内など 時間:3分~5分 準備:特になし
応用力無限大!3つのヒントから答えにたどりつけ!!
●遊び方●
①出題する人は「私は~です」と、あるものの特徴を順番に言います。
例
1 私は黄色い体をしています
2 私は太陽の形に似ています
3 私は夏に咲く花です
→答え:ひまわり
②1つヒントを出すたびに、回答したい人がいればしてもらいましょう!ただし解答権は3つのヒント合わせて、一人一回です!!正解した人には1ポイント。
◆もう一工夫◆
・慣れてきたら子供にも出してもらいましょう
・動物、植物、有名人、アニメキャラ、世界の国、英語で出題など、何にでも応用が効きます
出題する側になると、どのヒントをどの順番に出すといいのかという思考が自然に出てきます。まさに「遊びの力は学びの力」ですね!
ウミガメのスープ
対象:小学校中学年~ 人数:2人~ 場所:自宅、車内など 時間:5分~ 準備:カードゲーム「ウミガメのスープ」
最初はチンプンカンプンだった謎に、徐々にせまっていくのが楽しい水平思考ゲーム。
●遊び方●
①出題者が、ある謎が書かれた問題を読みます。
(問題はネットでも出てきますが、専用のカードセットを買うとクオリティが高く、楽しみやすいです。)
②出題者以外の人は、「YES」「NO」でだけ答えられる質問を繰り返し、真相に迫っていきます。
例題
「大勢の前に1人の男が現れた。しかし男はしゃべることなく、じっと手元の時計を見つめている。 一体なぜ?」
↓
「大勢とは人間ですか?」→Yes
「男はトランプマンとかノッポさんの類ですか?」→No!
「大勢はしゃべっていますか?」→Yes!いい質問です
「大勢とは子供ですか?」→Yes!!いい質問です
「男は笛を持っていますか?」→No.持っていないことが多いです
「校長先生が、話を聞く態度ができるまで待っているのですね?」→おめでとう、正解です!!
答え
「男は校長先生。全校集会で挨拶のために出てきたが、生徒が騒がしかったので、静かになるまで何分かかるか、時計で時間を計っていたのだ。」
自分一人では解けないような問題も、みんなで力を合わせて質問を繰り返していくと真相に近づいていきます。いろいろな視点から質問をすること(多様な考え方)がクリアへのカギ。「協力すること」の楽しさを実感できる、僕のお気に入りゲームです。
こちらは殺人などのバイオレンスな話題がないので、小学生にも安心してお勧めできます。シリーズも3まで出ていますので、長く楽しめますよ。
大人が楽しむなら、断然こちらがおすすめ。実際にあった殺人事件や事故などが題材になっています。人が死にまくります。まさにブラックwこちらもシリーズがたくさん出ていますので、ぜひ揃えて、みんなで楽しんでください。
古今東西ゲーム
対象:小学校低学年~ 人数:2人~ 場所:自宅、車内など 時間:5分~ 準備:特になし
定番ゲームですが、応用力があり学習にもなります。山手線ゲームと言うことも。
リズムに合わせて順番に『決められたお題に沿った答え』を言っていきます。
●遊び方●
①親となる人を決めます。
②親となった人から「〇〇から始まる、古今東西 □□の名前」と言います。
動物の名前をお題にするなら「サンソンから始まる、古今東西 動物の名前」
例
Aさん:「犬」
皆:パンパン、と手を2回叩く。
Bさん:「猫」
皆:パンパン、と手を2回叩く。
Cさん:「馬」
皆:パンパン、と手を2回叩く。
というように順番で答えていくという流れです。
一定時間答えられなかったり同じ答えを言ってしまったら負けです。
●アレンジアイデア●
1人1人がNGワードを心に決めておき(紙に書いてもよい)、そのワードを言ってしまった人はアウトというルールも楽しいです。(古今南北ゲームと言います)
「都道府県」や「世界の国名」でやれば社会科の学習に、動物やスポーツなどを「英単語」でやってみるのもよさそうです。「ポケモンの名前」「ドラえもんの道具」などでやるとお子さんのほうが強いかもしれません。保護者がお子さんの「好き」を理解することもできますね!いろいろなお題で楽しんでみてください。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。