子どもたちの笑顔があふれる、にぎやかな教室を想像してみてください。
言葉を使わずに体だけで伝える「ジェスチャーリレー」は、そんな楽しい時間を生み出すレクリエーションです。動物のまねっこに大笑いしたり、意外な表現力に驚いたり…チームで協力しながら、想像力とコミュニケーション力を育てるこの遊び。今回は、そんな「ジェスチャーリレー」の遊び方をご紹介します!

こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員/大学生/保育士/レク係の子供たち/等に向けて、学級で楽しく遊べるレクリエーションを紹介をしています。
ルール
人数:何人でも
場所:教室など
時間:5分~10分
準備:お題を書いた紙(パスすることがあるので、人数より多めに作っておきます)
①5人~7人程度のグループになり、グループ内で順番を決めておきます。
②各グループ1番の人がお題をもらいに行き、ジェスチャーのみでそれを伝えます。他の人は、答えが分かったらどんどん答えます。
③パスした場合は新しいお題をもらいに行きます。正解したら次の人へ。チーム全員がお題をクリアできたら勝ちです。
実際のあそび方

ジェスチャーリレーゲームをします。各班で順番を決めて、1番になった人はお題のカードを取りに来てください。
お題をもらったら言葉を使わず、ジェスチャーだけでグループのみんなにお題を伝えます。メンバーは答えが分かったら、どんどん声に出して言いましょう。何度でも答えることができますよ。
分からない場合はパスもありです。その時は同じ人が新しいお題をもらいにきてください。

じゃあ私が1番だね。えっと、お題は「キリン」か。首が長いところを表現して…

キリン!!

正解!!2番の人お願い!

ロボット掃除機!?どうしよう、えっと、くるくる回って…

コマ!?それとも、カーリング?
違う?あーパスパス!!

野球!これなら簡単♪

野球!! よし、次は私の番ね!!
ポイント
・同じ人がジェスチャーをし続けるのではなく、リレーするというところがこのレクの肝です。全員がジェスチャーをすることのメリットとしては以下のようなものが考えられます。
1. 表現力の幅が広がる
人によってジェスチャーの仕方が違うため、同じお題でもまったく違う伝え方になります。それが面白さにつながりますし、見る側も「自分ならどう表現するかな?」と考えることができます。
2. 自信と挑戦の機会になる
普段あまり前に出ない子も、順番が回ってくることで自然にチャレンジができます。みんながやるから「自分もやってみようかな」って気持ちになりやすいです。
3. チームワークが育つ
リレー形式では前の人が正解しないと次に進めません。みんなで応援したり、協力したりする空気が生まれます。
4. 観察力と理解力が鍛えられる
ジェスチャーを見る側も、いろんな人の動きを見て「この動きは何を表してるんだろう?」と考えるので、観察力の伸びが期待できます。
5. 盛り上がりが持続する
一人だけがずっとやるより、順番が回ってくることで緊張感と期待感が続きます。「次は誰?」「どんなジェスチャーするの?」と、みんなの集中力もアップするでしょう!
お題カードの例
・動物系(ライオン、ゾウ、犬、サル、ゴリラ、キリンなど)
・昆虫系(カブトムシ、チョウ、バッタ、カタツムリなど)
・スポーツ系(野球、サッカー、スキー、フィギュアスケートなど)
・電気製品(洗濯機、テレビ、ルンバ、ニンテンドーSwitchなど)
・乗り物(車、電車、飛行機、自転車など)
・楽器(ピアノ、カスタネット、バイオリン、ドラムなど)
・季節系(サンタクロース、トナカイ、獅子舞、お年玉など)
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ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
