「遊びの力は学びの力!」こんにちは、小学校教員のサンソンです。
突然ですが今、ボードゲームが熱い!!テレビで頻繁に取り上げられたり、youtuberさんが遊ぶ動画をupしていたりします。
そんなボードゲームですが、ちょっとした工夫や準備をするだけで、教室でみんなが楽しめるものも多くあります!
今回は、ボードゲームを100個以上所持している僕が、教室で楽しめるおすすめボードゲームを紹介していきます!
はぁって言うゲーム
対象:全学年
時間:2分~10分
準備:「はぁって言うゲーム」のみ
今の「はぁ」は、どんな「はぁ」?
●遊び方●
①お題カードを選びます。例えば「はぁ」
代表者がカード(クジ)を引いて、どの「はぁ」を言うか決めます
A:なんで?の「はぁ」 B:力をためる「はぁ」 C:ぼうぜんの「はぁ」 D:感心の「はぁ」 E:怒りの「はぁ」 F:とぼけの「はぁ」 G:おどろきの「はぁ」 H:失恋の「はぁ」
②代表者はそのお題を「声」と「表情」だけで表現します!
③みんなはどの「はぁ」だと思うか挙手をしましょう。当たっても外れても、特にポイントなどはとらず、笑ったもん勝ちで楽しむとよいでしょう。お題はタブレット端末などでテレビに映すと分かりやすいです。
本来のゲームでは少人数&ポイント制なのですが、全員でできるようにアレンジしてみました。教室の隅に置いておけば、ちょっとしたスキマ時間に2分で遊べます。
オリジナル「ナンジャモンジャ」
謎生物に名前を付け、同じカードがめくられたらその名前を素早く叫び、早く叫んだ人がカードをもらえるゲーム
対象:小学校低学年~
人数:1グループ4~6人程度
場所:教室
時間:5分~
準備:自作のナンジャモンジャカード10〜12種✕4枚
作り方
①画像のような紙を配ります。(後で貼るのが手間なら、最初から画用紙を配って直接描いてもOKです)
1枚につき同じキャラクターを4つ描きます。想像力を働かせて、オリジナルのキャラクターをつくりましょう!
②描けたらハサミで切り取り、画用紙に貼ります。
③10〜12種類のキャラクターを1セットにして4〜6人で遊びます。キャラクターが足りなければ、描き足したりコピーしたりしましょう。
遊び方
①カードを裏返してよく混ぜ、一つにまとめます。一人目が一番上のカードを一枚、表に返します。
②出てきたキャラクターの名前を一人目の人が名付けます。ほかの人はこのキャラの名前をしっかり覚えておきましょう。名付けたカードは、山札の一番下に入れておきます。
③二人目の人も同様に、裏返しているカードの山から1番上のカードをとり、めくります。まだ出てきていないキャラならば名前を名付けましょう。
④ゲームを進めていくと、すでに名前を付けたキャラが出てきます。めくってそのキャラが出た瞬間に、名前を叫びましょう!
⑤一番最初に名前を言い当てた人が、そのカードをもらえます。叫ぶのが同時だった場合は、脇によけておいて、次のカードをもらう人が一緒にもらうようにします。最終的に一番カードを持っていた人が勝ちとなります!
実際の流れ
では「ナンジャモンジャゲーム」を始めましょう。マリーさん、1枚めくって名前をつけてください。
じゃあ、「もじゃもじゃサヤエンドウ!」
もじゃもじゃサヤエンドウね。よし覚えた!
次はエレクトラさん、カードをめくりましょう。新しいキャラクターなら、名前をつけます。
おもしろい顔(笑)誰が描いたのかしら!!うーん「バネ人間」にするわ
次はネモさん。めくってください。
頭に変な物がのってるなw「UFO星人」で!
次はジャンさんの番ですね。
そろそろ同じのが出そうだなあ。どきどき
もじゃもじゃサヤエンドウ!!
も、、、もじゃもじゃサヤエンドウ!
もじゃもじゃ、、、なんだっけ?
マリーさんが早かったですね!!このカードはマリーさんがもらえます。
あー!悔しい!!覚えてたのになあ!よーし次!
トランプで「ito」
対象:小学校中学年~
人数:1グループ4~6人程度
場所:教室
時間:5分~
準備:「製品版ito」または、トランプ(1グループにつき、A~Kの13枚)
遊び方
①班の数だけA~Kの13枚のトランプを用意します。(1組のトランプで4グループまで対応できます。)
②1人1枚、ほかの人に見せずにカードを引きます。2が1番低く、Aが1番高いものとして扱います。(低 2345678910JQKA 高)
③担任がお題を発表します。例「人気のある給食メニュー」
④テーマに沿って自分のカードが何かを「言葉」で伝えます。
例:引いた数が低ければ、海藻サラダ。高ければ、カレーライスのような感じです。
これを全てのプレイヤーが終わるまで続けます。途中で質問もOKです。
⑤全員のトークが終わったら、答え合わせタイムです。自分が一番小さい数字だと思うプレイヤーから順番に、カードを公開して並べていきます。全員のカードをきちんと小さい順に並べることができれば成功です。(もしも直前のカードより数字が大きいカードが出てしまったらアウトです)
ポイント
①このゲームを成立させるコツは、お互いの”質問”です。「カレーライスってお肉が入ってるやつ?」 「揚げパンってきなこ?それとも砂糖?」 こんな感じで質問し合い、カードの数字を予想していきましょう。
②お題の例
「人気のあるお菓子」「旅行したい国」「楽しいこと」「かっこいいもの」「有名人の人気」「アニメキャラの人気・強さ」「無人島に持っていきたいもの」「ペットの人気」「生き物の強さ」「スポーツの人気」など
③今回はトランプを使った簡易ルールでの紹介ですが、本来は1~100のカードを使って行います。お題もたくさん入っていますので、やってみて面白いと感じた方はぜひ製品版もお試しください!
ベストフレンドS
概要:お題を出した人に一番喜んでもらえた回答を提出した人が、ポイントをゲットできるゲームです。
対象:小学校中学年~
人数:6人ぐらいまでのグループに分かれれば、何人でもOK
場所:教室
時間:20分~30分
準備:お題(ボードゲーム「ベストフレンドS」)、大量の紙
①4~6人班になり班の中で順番を決めます。1人に対し5枚ほどの紙を配ります。
②担任が、番号とお題を発表します (例:1番の人、校長先生になったらやりたい事)
班員は「1番の人が喜びそうな答え」を考え、無記名で書いて裏向きで1番の人に渡します
(回答例)
・宿題なし
・毎月あげパン
・宿題をなくす
・土曜授業なくす
・休み時間を30分に
③1番の人は、もらった紙をシャッフルしたあとに全て読み上げ、その中からベストアンサーを決めます。ただし、答えが被っているものは選べません(例:宿題なしは被ったので選べない)
④選ばれた人だけが名乗り出て、ベストフレンドとして1ポイント。あとの回答は、最後まで誰が書いたのかは秘密です。これを班の人数分繰り返します
お題の例
「憧れている職業」
「雨の日の過ごし方」
「飼いたいペット」
「夏休みにすること」
「行きたい旅行先」
「無人島に持っていくなら?」
など
ポイント
・全員が自分のために、自分が喜ぶと思って書いてくれたお題を見るのが、嬉しくてちょっぴり恥ずかしい、でもこのゲームのいちばん楽しいところです。
・この「友達の好みを考えて書く」というところが秀逸で、「えーそれが好きだったんだ!?」と新しい一面に気づくこともしばしば。
・必ずしも出題者の好みを考えてマジメに行かなくてもいいのも面白いポイント。大喜利のような回答でくすっと笑わせて一番を取るのもよしです!
・初対面の人とやるよりも、何回か会ったことがある人とやると面白いです。相手の喜ぶこと、好きなことなどが分かり、もっと仲良くなれます。まさに「ベストフレンド」。多人数でも、大量の紙と鉛筆があればできてしまうのもいいところ。
ジャストワン
対象:全学年
時間:2分~10分
準備:「製品版 ジャストワン」、紙
被ったヒントは見せられない!ヒントが減っていく連想ゲーム
●遊び方●
①6〜7人のグループをつくります。最初の解答者を決めましょう。
②解答者だけが顔を伏せ、その間に担任がカードを引いて、出たお題を紙に書いて見せます。
例えば「牛乳」
③みんなはお題を当ててもらうためのヒントを書きます。なるべく他の人と被らないように気を付けなければなりません。(もちろん解答者は、見てはいけません)
注意事項
・相談禁止
・お題の字を使うこと、表記ちがい、英語にしただけ、同音異義語なども禁止
④再び解答者は顔を伏せ、グループ内でヒントを見せ合います。その際に、同じヒントがあった場合は、解答者に見せることができません
⑤被らなかったヒントだけを見せ、解答者が解答します。当たればチームに1ポイント。
解答者を交代して繰り返し、ポイントが多かったグループの勝ちです
お題の例
マンガ/ホテル/マジック/吸血鬼など
ポイント
・ヒントが同じで、無効かどうかはメンバーで協議して決めてOK。迷ったら担任に聞くことにしてもいいと思います。
・「このお題なら、あんな言葉が伝わりやすいはず」
「他の人はこういうヒントを出しそうだから、自分はこのヒントでいってみよう!」
というように、お互いの考えを想像しながらヒントを出していきます。みんなで協力し、ヒミツの言葉をズバリ当てられた時はとても嬉しいです。
テレストレーション
対象:中学年~
時間:15分~20分
準備:「製品版テレストレーション」、A4サイズの紙(一人2枚)
紙とペンを使った伝言ゲーム
●遊び方●
①4〜8人のグループをつくり、その中で順番を決めます。
1人に2枚、A4サイズの紙を配り4等分に切って8枚にしてもらいます。重ねて左上をホチキス留めします。
②各グループから一人ずつ順番に、担任にお題を聞きに行きます。
(例:1番の人は「バイク」、2番の人は「梅干し」、3番の人は、、、)
③それぞれ自席に戻り、1枚目にお題の名前を書きます(字で)
人数が偶数なら自分で1枚めくって2枚目にお題の絵を描きます。奇数ならそのまま隣の人に渡して、隣の人が2枚目に絵を描きます。絵が描けたら時計回りに、次の人へ回します
④絵を渡された人は、その絵を見て何が描かれているのかを次のページに名前で記入(字で)します
⑤これを渡された人は、この名前を見て、再び絵で表現です。 絵→名前→絵→名前→絵→名前…と繰り返し、自分のお題が戻ってきたら終了。
⑥答え合わせをします。一枚ずつ描いた絵とお題の文字を確認し、変遷を楽しみましょう。 特に勝ち負けはありません。
お題例
バイク、梅干し、サンマ、電車など
ワードウルフ
人数:何人でもOK(4~8人グループで)
場所:教室など
時間:5分~10分
準備:
・お題を見せるためのホワイトボード2枚(電子黒板でも可)
・製品版「ワードウルフ」(なくても可)
①4〜8人班で行います。班の中で順番を決め、全員顔を伏せます。
②担任が番号を呼んだら、呼ばれた番号の人だけが顔を上げます。その際、ホワイトボード等に書いた「お題」を見せますが、多数派(市民)と少数派(ウルフ)に分けて違う単語を見せるようにします。
(例:多数派5人には「そば」、少数派3人には「うどん」)
プレイ人数による市民とウルフの比
3人プレイ 2:1
4人プレイ 3:1
5人プレイ 4:1
6人プレイ 4:2
7人プレイ 5:2
8人プレイ 5:3
③2分間のフリートークをします。もし自分がウルフかも…と思ったら、話を合わせたり、ウソをついたりして自分の正体がバレないようにします。
④フリートーク終了後、せーので誰が少数派(ウルフ)か指を指します。最多票だった人がウルフなら市民たち全員の勝ち、そうでなければウルフたち全員の勝ちです。
お題の例
りんご なし
カレー シチュー
スイカ メロン
冬休み 春休み
水族館 動物園
お年玉 誕生日プレゼント
太陽 月
海 プール
スキー スケート
マクドナルド モスバーガー
など
製品版はこちらです
実際の流れ
これからワードウルフゲームを始めます。4人の中で、1人だけ違うお題を見せられている人「ウルフ」を当ててくださいね。ウルフになった人は上手にごまかしたり噓をついたりして、バレないようにしてください。
ではまずは、グループ内で1~4の番号を決め、決まったら伏せてください。
じゃあ私が1番で2番がジャン君、3番がネモ君、4番がエレクトラさんだね。
OK、じゃあみんな顔を伏せよう。
では1番の人、顔を上げてください。あなたのお題はコレです。
(ホワイトボードを見せる)
「りんご」ね、オッケー。
では2番の人、顔を上げてください。あなたのお題はコレです。
(ホワイトボードを見せる)
(以降3番、4番も同様)
果物の「ナシ」かOK!
「りんご」だな。了解
私のお題は「りんご」ね。
では時間は今から2分です!話し合いスタート!
(りんご:市民)
えっと、おいしいよね!!
(りんご:市民)
うんうん、おいしいよねー。私、好き~。
(ナシ:ウルフ)
給食で出ると嬉しいよねー。
(りんご:市民)
給食も嬉しいけど、俺は温めてお菓子の中とかに入ってるのも好きだなー。
(ウルフ)
ん?ナシってあまりお菓子には入らないような…。僕がウルフかも!?
(市民)
あー、お菓子もいいよねー!
(…以下、会話が続く)
このように、「みんなのお題と違うかも…」と感じることがあります。その場合はみんなの会話から多数派のお題を推理して、うまく話を合わせるようにしましょう。
時間です!!では投票で誰がウルフだと思うか指名してください!!
(温めてお菓子にするって言ってたネモ君は、同じりんごっぽい。他の2人のどっちかだなあ。どっちにしよう。)
じゃあいくよー!せーの!!
え!僕が最多票?
じゃあお題を確認しよう?みんな「りんご」だったんだ?僕は「ナシ」。じゃあ僕の負けかあ。
オプションルールとポイント
オプションルール
①「必ず最初に一言しゃべる」
ゲーム開始直後にお題について一言ずつ喋るようにします。みんなの口数が少ないとゲームがつまらなくなってしまいますから、おすすめのオプションルールです。
②「お題がバレたら、ウルフの逆転勝利」
投票でウルフが当てられたときに『市民のお題を当てればウルフの逆転勝利になる』というルールです。お題がバレてしまったら市民チームの負けになってしまいますので、どこまで情報を出すのか悩ましくなります。
ポイント
①ワードウルフでは情報が大事です。どんどん質問をしましょう!「最近いつ食べた?」「家にある?」「どこで使う?」など、質問をして情報を引き出しましょう。
②序盤は「ざっくりおおまかに」にしゃべりましょう。いきなり具体的な話をしてしまうとウルフだとバレてしまいます。
③逆に終盤は、「具体的に」しゃべって信用を得ましょう。ただしオプションルール②を採用している場合、情報の出しすぎには要注意です。
④各グループごとにやるのも楽しいですが、クラスの代表者4名が勝負するのをみんなが観戦するのも面白いです。
みんなでぽんこつペイント
概要:「直線」と「正円」だけでお題を表現して、当ててもらうゲームです
対象:小学校中学年~
人数:4~5人のグループで
場所:教室
時間:10分~15分
準備:お題(ボードゲーム:みんなでぽんこつペイント)、紙(サイズはB6くらい。人数×4枚ぐらい)
①クラスを4~5人のグループに分け、各グループで解答者1名を決めます。全員に紙を配ります。解答者はお題を見ないように顔を伏せておきます。
②絵を描く人たちは、担任がカードで引いたお題を確認したら(ホワイトボードなどで掲示するとよいでしょう)絵を描き始めます。ただし、使えるのは「直線」と「正円」のみです。
例:お蕎麦
絵を描くときのルール
・直線と正円だけで描く(楕円は不可)
・文字や記号不可(ただし、直線を使って矢印は可。画数=3画)
・他の人が描いている絵をのぞくのは禁止
・お題のヒントになるような会話禁止
③絵を描き終わったら、それぞれ自分の絵の「画数のみ」を発表し、画数が少ない人から絵を公開します。
例:写真で言うと、
Aさん「8画」
Bさん「11画」
Cさん「17画」
となり、右下の8画の人がまず最初に絵を公開します
④解答者は絵が公開される度に、答えを言います。間違ったら次の人の絵へ。(今までの絵も参考にして解答可)これを正解するまで、または全て不正解になるまで続けます。
例:
①8画の絵を見て「ピザ?」→「不正解」
②11画の絵を見て「ソバかぁ!」→「正解!」
正解した場合・・・
①その絵を描いた人に2点。
②回答者は、1枚目で正解=3点、2・3枚目で正解=2点、4枚目以降は1点。
全員が回答者を担当したら終了。 ポイントが多かった人の勝ちです
ポイント
・絵をかく人で得点できるのは1人のみ。シンプルにすると早く見てもらえるけど、当てにくい。詳しく書くと分かりやすいが、見てももらえないリスクが。どこまでシンプルにするか、何画でかけばいいかといったジレンマが楽しいです。
・円と直線しか使えないので、必然的にみんな「ぽんこつ」な絵になります。これがおもしろい!絵のうまい下手よりは、発想力が試される。そんなゲームです。
お題の例
・牛、馬、象などの動物系
・サンドイッチ、納豆、イチゴなどの食べ物系
・スキー、卓球、剣道などのスポーツ系
・給食、鉛筆、黒板などの学校系
・噴水、銭湯、神社などの建築系
など。カードがなくても自分で考えればOKです!
・人の絵を見てはいけないので、クリップボードがあると便利です!
クイズ いいセンいきましょう!
人数:何人でもOK(6~8人のグループに分かれてやるとスムーズ)
場所:教室など
時間:5分~15分
準備:ボードゲーム「クイズいいセン行きまSHOW!」のお題(なくても可)、紙とペン
遊び方
①クラスの中で4〜8人グループを作り、紙とペンを用意します。担任がお題を発表します。
例:ドラえもんから道具を一つもらえるとしたら、もしもボックスを選ぶ人は何%でしょうか?
②紙に数字で答えを書きます。この時、全員が書く数値の「ちょうど真ん中になる数字」を予想して書きます。
③グループ内で一斉にオープンして答え合わせをします。解答用紙を数字の大きい順に並び変え、ちょうど真ん中の人が正解になり100ポイントを獲得します。人数が偶数の場合は、真ん中2人のうち答えが大きいほうの勝ちとします。
④最大値と最小値を書いた人は、ペナルティとして−50ポイントです。これを繰り返し、得点の高かった人の勝ちです。(スキマ時間にやるなら、得点ナシで一発勝負がおすすめです!)
実際の流れ
これから「クイズいいセンいきましょう!」を始めます。グループ内でちょうど真ん中になるような数字を予想して書いてくださいね。今回の問題は「日本全国に、プロのサッカー選手は何人いるでしょう?」です!
サッカーチームって20ぐらいだったよね?400人ぐらいかなあ
あ、これ知ってる!確か1800人ぐらいなんだよな。しめしめ
スポーツのことって全然分からないのよね。5000人ぐらいいるかなあ?
プロになるのって難しそうだしな。200人ぐらいかな
よくわかんないけど、テキトーに1000人にしとくか
では全員の答えを一斉に出してください!大きい順に並び変えると、
5000, 1800, 1000, 400, 200
ですね。1000が真ん中なので、キング君の勝ちです!
よっしゃラッキー!!
えー!本当は1800人なのに~。
真ん中にならないといけないんだった、失敗。
問題例
①かっぱえびせんに入っているえびせんの数は?
②じっくり煮込んだカレーとは何時間煮込んだ?
③〇〇さんが「使い切れないほどの大金」と言われてイメージする額は?
④日本にあるタクシーの台数は?
⑤贅沢な食事って何円くらい?
⑥「きれい好き」とは、1週間に何回掃除する人のこと?
⑦ドラクエ20が発売されるのは、西暦何年?
⑧病弱な人とは、1年間に何日以上寝込んでしまう人のこと?
⑨今日この学校の子どもたちみんなが「おはよう」と挨拶をした回数は合計で何回でしょう?
⑩もしタイムマシンが発明されたら、販売価格はいくら?
⑪小学1年生が、1年間でできる友達の数は?
⑫日本全国に、小学校の先生は何人いるでしょう?
これらの問題を応用して、自分たちでオリジナルの問題を作ってみてもいいですね!
なお、製品版には300ものお題が入っています。一つ持っておくと、家族や友人とも楽しめますよ!
カタカナーシ
人数:1グループ4~6人程度
場所:教室
時間:5分~15分
準備:「製品版カタカナーシ」(または、カタカナのお題をいくつか)
①担任はお題用のカタカナ語をいくつか用意しておきます。子供たちは、4〜6人グループになり、適当な方法で出題者を決めます。出題者のみが、担任にお題を聞きに行きます。
②担任は各グループの出題者にお題の言葉を伝えます。(例:ハンバーガー)
③出題者はグループに戻り、お題をカタカナ語なしで説明します。ハンバーガーで言うと、レタスやトマトはもちろん、パン、マクドナルドなども使えません。
(例:小麦粉をこねて焼いたものに、お肉とか野菜をはさんだ食べ物。一緒に、おいもを油で揚げたものを食べることが多い。等)
④早い者勝ちで答えます!ただし回答権は1人1回のみです。正解した人は1ポイント。
正解者が出た場合は、出題者にも1ポイント。(2人に1ポイントずつ入ります)
正解者が出なかった場合は、誰にも得点が入らずに次の人の番になります。
⑤出題者は、カタカナ語を使ってしまったらアウト。(例:お肉とか野菜を、パンにはさんだ食べ物)
その際は、一番早くそれを指摘した人がポイントです。
(あ!今パンって言った!!)
⑥以上を、全員が出題者になるまで続けます。1周終えたときに、ポイントが多かった人の勝ちです。
ポイント
①原案は名作カードゲームから。製品版がなくても、子供達に身近なカタカナ語さえ用意すれば問題なく遊ぶことができます。製品版を教室に置いておけば、雨の日に人気の遊びになること間違いなし!もちろん大人同士で遊んでも面白いですよ!
②カタカナ語とは、『外来語』『和製英語』『外来語を漢字に当てはめたもの』のことを指します。
例えば、「珈琲」は漢字で書くこともできますが『外来語』なのでアウトです。
③お題の例
「ブルーベリー」「フライドチキン」「カップヌードル」などの身近な食べ物
「スマートフォン」「switch」「タブレット端末」などのICT機器
「サッカー」「ボウリング」「レスリング」などのスポーツ
割り箸のクジで「ストリームス」
対象:小学校中学年~
人数:何人でもOK
場所:教室
時間:10分~15分
準備:「製品版ストリームス」または割り箸40本と紙
概要:カードを引いて出た数字を、なるべく小さい順につなげることを目指すゲーム
①事前に割り箸を40本用意して、1〜30の数字(11〜19は2本ずつ)と☆(オールマイティ)を書いておきます。
②上のような用紙を配ります。用紙はここからダウンロードできます よかったらどうぞ。
③担任が1つずつ数字を引きます(全部で20本引きます)
子供たちは引かれた数字を一つずつ、好きなマスに書いていきます。できるだけ昇順(小さい順)になるように狙って書いていきましょう(同じ数字の連続はセーフです)
④出た数字は必ず書かなくてはいけません(パスは無し)。だから終盤「1はもう書けないのに〜」とか「20来い、20!」と盛り上がるのが楽しいです。
⑤マスが全部埋まったら得点計算をします。まず昇順が途切れている境目に区切り線を引きます。区切った各区分のマス目を数え、マス数に応じた得点を獲得します(マス数が多くなるほど高得点。ただし途中で得点が下がるマスあり)合計得点の多い人の勝ちです!
ポイント
何人でも同時に遊べて(100人でも大丈夫!)、ほどよい運と戦略のバランスが絶妙なこのゲーム。ビンゴのようにタダの運ゲームではなく、自分が選択した結果なので「もう一回!もう一回!!」と言われること間違いなしです(笑)
絶版になってしまったボードゲームが元ネタなのですが、時々中古が出てくるのと続編はまだ買えるようなので、興味がある方はどうぞ!
テレストレーション
対象:小学校中学年~
人数:6~8人のグループで
場所:教室
時間:15分~20分
準備:ボードゲーム「テレストレーション」、A4サイズの紙(一人2枚)
①4〜8人のグループをつくり、その中で順番を決めます。
1人あたり2枚、A4サイズの紙を配り4等分に切って8枚にしてもらいます。全て重ねて左上をホチキス留めします。下図参照
②各グループから一人ずつ順番に、担任にお題を聞きに行きます。
(担任はカードを引いて、8つほどお題を用意しておきましょう)
例:1番の人は「バイク」、2番の人は「梅干し」、3番の人は、、、
③それぞれ自席に戻り、1枚目にお題の名前を書きます(字で)そのまま隣の人に渡して、隣の人が2枚目に絵を描きます。
制限時間は60秒!うまい絵ではなく、より特徴をつかんだ絵を簡潔に描かなければなりません。絵が描けたら時計回りに、次の人へ回します
④絵を渡された人(3人目)は、その絵を見て何が描かれているのかを次のページに名前で記入(字で)します
⑤これを渡された人(4人目)は、この名前を見て、再び絵で表現です。 このように、イラスト→名前→イラスト→名前→イラスト→名前…と繰り返し、自分のお題が戻ってきたら終了です。
⑥全員、自分のお題が戻ってきたら終了です。皆で一枚目から順にめくり内容確認。イラストから名前。名前からイラストへ変換される変遷をみんなで楽しみます。特に勝ち負けはありません。純粋にパーティーゲームとしてみんなでお腹を抱えて笑っちゃいましょう!
ポイント
①絵を描くゲームですが、絵が下手でも楽しめます。僕は自他共に認める「絵が下手な人」なのですが、このゲームは好きです。むしろ全員が上手なよりも、下手な絵が混ざるとそれがイレギュラーになって笑いがおこります。勝ち負けもないので、責められることもありません。
②自分なりにうまく描いたつもりが誤解され、それが連鎖して、最後に確認してみるとどんどんお題とはかけ離れたおかしな絵になっていくのもおかしくて盛り上がります。
③一応得点をつけて遊ぶこともできます。
得点の計算は2種類。一つは最初のお題から何人目まで正確に文字のお題が伝わったかを得点にする方法で、スタートの人から正確に文字のお題を書いた人までのあいだの人全員に得点を加算します。
もう一つは各スケッチブックのスタート時の持ち主が何点か得点を持ち、そのスケッチブックに描かれた全員の絵や文字の回答の中からファインプレー賞や好きな回答、おもしろい回答を選んでそのプレイヤーに直接点数を付与するコンペ方式です。お好みでどうぞ!
トランプを使って「ブラフ」
トランプ(またはダイス)を使ってハッタリをかます心理戦の熱いゲーム
製本版ではサイコロですが、代わりにトランプを使います。トランプは以下の6種類で区別します。
1.ハートのA〜10
2.スペードのA~10
3.ダイヤのA~10
4.クローバーのA~10
5.全スートの絵札(J,Q,K)
6.ジョーカー(オールマイティー)
①4〜6人のグループに分かれます。各班にトランプを1組用意し、全員に5枚ずつ配ります。
②スタートプレイヤーは自分のカードを見て、全体で何が何枚あるかを予想して宣言します
例「ハート(A~10)が4枚はあるね!」
③次のプレイヤーはそれを受けて、レイズするか「ダウト」と言うか決めます。
レイズは3パターン
1.枚数を上げる(ハートは6枚ある)
2.枚数はそのまま種類を変える(絵札が4枚)
3.どちらもあげる(スペードが5枚!)
④宣言に対して、そんなに無いと思ったら「ダウト!」と言います。ダウトを宣言したら、全員カードをオープンして数えます。
1.ダウト成功→ダウトを言った人+1ポイント、言われた人−1
2.ダウト失敗→言われた人+1、言った人−1
⑤これを数回繰り返してポイントの多かった人の勝ちです。
実際の流れ
これから「ブラフ」ゲームを始めます。カードを5枚配りました、プレイヤーは5人。はじめはマリーさんからです。
(自分にクローバーが3枚来てるから…)クローバーが4枚はあるね!
(僕は1枚もないけど、はったりでレイズしよう)クローバー6枚で!!
(自信たっぷりね。じゃあ私は)絵札6枚にレイズ!!
絵札6枚!?そんなになさそう。ダウト!!
では全員、手札をオープンにします。せーの!
ジョーカーを入れたら6枚だ!
じゃあダウト失敗かあ!残念!!っていうかジャン君、クローバー1枚もないのにレイズしたのかよー。やられた~(笑) 次っ!もう一回!!
計算カードで「ハゲタカのえじき」
概要:他の人とバッティングしないように、なるべく大きな数字を出していくゲーム。
算数の学習で「計算カード」に取り組んでいる先生も多いのではないでしょうか。足し算、引き算、かけ算。繰り返し唱えて定着させたいですよね。
さて、この計算カード。コツコツ繰り返すのが苦にならない子もいますが、やはり飽きてくる子がいるのも事実です。人気カードゲームをアレンジして、授業中にも楽しみながら取り組めるアイデアを紹介します。
遊び方
対象:小学校低学年~
人数:1グループ4~6人程度
場所:教室
時間:5分~
準備:トランプ(1グループにつき、A~9の9枚)、計算カード(各自1セット)
①4〜6人でグループになり、全員同じ種類の計算カード9枚(例:かけ算の9の段)を手札として持ちます。
②A〜9のトランプをシャッフルして、裏向きにして伏せます。 代表者が1枚めくり、出てきた数字がそのラウンドの得点になります。(5が出たら5点)
③全員、手持ちの計算カードから1枚を選び、「せーの」で出します。
④一番大きい数のカードを出した人が、得点用のトランプをもらえます。ただし、一番大きい数が二人以上いた場合は2人ともドボン。次に大きい数の人に権利が移行します。
⑤一度使ったカードはそれ以降使えません。(手持ちのカードがどんどん減っていきます)これを9ラウンド繰り返し、最も得点が多かった人の勝ちです。「高い点は欲しいけど、強いカードは被りそう」というジレンマが楽しいゲームです。
実際の流れ
これから「ハゲタカのえじき」を始めます。最初の得点は・・・「7」ですね。なかなか高得点カードです。各自、手持ちの計算カードから1枚選んでください。他の人と被ったら、アウトですよ。
7かあ。「9✕7=63」ぐらいかなあ
他の人がかぶってアウトになった時の2位ねらいで、「9✕5=45」にしよう
「9✕9=81」を使えば確実に取れるかな?でももったいないし、どうしよう。
このカードは取れなくてもいいや。一番弱い「9✕1=9」を消費しておこう
じゃあいくよー!せーの!!
マリーさんとエレクトラさんが「9✕7=63」。残念、被ったので2人はアウト。次に大きいのはジャン君の「9✕5=45」ですね。ジャン君の得点です!
やったあ!狙い通りだ!!じゃあ次行くよー!
油粘土で「バルバロッサ」
概要:粘土細工を作り、ほかの人の作品が何かを当てるゲーム
対象:小学校低学年~
人数:1グループ3~5人
場所:教室
時間:15分~25分
準備:油粘土、粘土板、作品を置く紙(1~6の部屋に分けておく)
①3~5人のグループになり、机をくっつけます。粘土、粘土板を用意します。
②粘土で作るお題を決めます。例えば「好きなもの」と「嫌いなもの」を一つずつ。
(お題を決めずにフリーで作ってもよいです。一人2作品あったほうが楽しめます。)
③各自、粘土細工を作ります。正解は何かを紙に控えておきます。(ほかの人には見せない)
※簡単すぎず、難しすぎない絶妙なバランスで作りましょう。
④机の中央にA4サイズ程度の紙を用意し、6つの部屋に分けて1~6まで番号を書きます。全員の粘土細工を「1」の部屋に置いたら、正解当てゲームの開始です。
⑤適当な方法でスタートプレイヤーと順番を決めます。手番になったら以下の行動を行います。
1.ほかの人の作品を1つ選びます。選ばれた作品は一つ先の部屋に動かします。 (1の部屋にあった作品は2の部屋に移動) 2.その作品に対して、作者にYesかNoで答えられる質問を3つします。 (同じ粘土細工に対して、3回連続で質問します。途中で変えることはできません) 例:「食べられるものですか?」「学校にありますか?」「生きていますか?」など 3.質問をした作品に対して、答えを言います。→作者は、正解か不正解を伝えます。 ・正解だった場合 → 正解した人に2点。粘土細工をゲームから取り除き、手番終了。 作った人にも得点が入ります。得点は、作品の置いてあった部屋に応じて得点が変わります。 「1」の部屋・・・0点 「2」の部屋・・・0点 「3」の部屋・・・1点 「4」の部屋・・・2点 「5」の部屋・・・2点 「6」の部屋・・・1点 ・不正解だった場合 → 手番終了。 選んだ粘土細工が「6」の部屋にあった場合は、作者の得点をー1点し、粘土細工をゲームから取り除く。
⑥得点はメモをするか、余った粘土で球でも作って取るようにします。これを繰り返していき、全ての粘土細工がゲームから取り除かれたらゲーム終了です。最も得点の高いプレイヤーが勝者となります。
製品版はこちらです。今回のルールは簡易版ですが、製品版にはもう少し複雑なルールがあります。さいころを振って、あるマスに止まらないと質問ができなかったり、答えを言うのに割り込みができたりします。粘土もカラフルですし、家族や友人と遊んでも楽しいですよ!
ポイント
①このゲームの大切なポイントは、自分の粘土が簡単すぎたり、誰にも当てられなかったりしたら得点が得られないというところです。つまり、作りこみ過ぎてわかりやすくしても駄目だし、適当に作って全然当てられないようにしてもダメということです。この辺のあいまいさが、図工が苦手な人にも楽しく遊べる要因になっています。
②質問することでヒントをもらうことができますので、一目見ただけではわからないぐらいデフォルメした作品を作るのがコツです。
③「絶対あれだ!」と思っても違ったり、質問をするたびに「えー!うそでしょ!?」とドツボにハマったりしてしまいます。そして突然ビビッとひらめく答えに大興奮!おすすめです。
アルミ缶とおはじきで「マンカラ」
対象:小学校低学年~
人数:2人
場所:教室
時間:3分~5分
準備:「製品版マンカラ」(自作も可能です。詳しくは後述)
マンカラの発祥は紀元前とも言われており、世界最古のゲームの一つと伝えられています。遊び方はとてもシンプル。でも、先を読んだり相手と駆け引きをしたりするなど、頭を使った戦略が必要となるので、子供はもちろん大人も一緒に楽しめるゲームです。
マンカラは世界各地で100種類以上のルールがあるとされています。ここでは自作のボードとおはじきを使って、「ベーシック」と「カラハ」と呼ばれる2種類を紹介します。
自作してみよう
①ボードは自作することができます。検索するといろいろな方法が出てきますが、ここでは手軽でお金もかからない方法を一つ紹介します。
材料
・段ボール
・アルミ缶12個
・ゴールになる容器2個
・接着剤
・おはじき
手順
(1)アルミ缶を適当な長さで切る。
(2)適当な大きさの段ボールに接着剤でつける。(画用紙などを巻くと見栄えする)
(3)ゴールにする容器とおはじきを用意する。
以上です。あっという間にできてしまいますよ!
遊び方
ルール1 ベーシック
①マンカラボードは自陣6、相手陣6、ゴール2という配置になっています。ゴールを除く各ポケットにおはじき(ビー玉でもOK)を4個ずつ置きます。適当な方法で先攻後攻を決めましょう。
②手番が来たら自分の陣地から1つを選び、置いてある石を全てとります。その後、右隣りのポケットから反時計回りに石を1つずつ配置していきます。
(自陣右端の次がゴール、その後は相手陣にも置きます)
③最後の石をゴールに置ければボーナス!もう一度自分の番になります。どちらのゴールでも構いません。
例:初手で右から4番目を取れば、最後の石をゴールに置けるのでボーナスでもう1ターン!
④これを繰り返していき、相手より先に自分の陣地の石がなくなれば勝ちです!
マンカラのボードは自作もできますが、クオリティの高いものやコンパクトにしまえるものが欲しいかたにはこちら。石がきれいなのがポイント高いですね
こちらは4人まで同時に楽しめるように改良された商品。家族で一緒に遊ぶならこれ。
ルール2 カラハ ~横取りができる人気ルール~
①準備は「ベーシック」と同様です。今回は自陣右側のゴールがマイゴールになります。最終的にマイゴールに入っている石の数で勝負します。
②「ベーシック」と同様に、自陣ポケットから石を取り、反時計回りに1つずつ置いていきます。ただし、相手ゴールには置かずに、とばします。
③自分の空ポケットで置き終わることができればボーナス!そのポケットの正面にある相手の石を全て自分のゴールに入れることができます。(最後に自陣に置いた1つもゴールに入れることができます。)
例:下の写真で、左から3番目のポケットで終わることができれば、その正面にある石を全て獲得してマイゴールに入れることができます。
④どちらかの陣地に石がなくなったらゲーム終了です。その場に残っている石は残っている陣地の人のゴールに加算することができます。お互い自陣ゴールの石を数えて多かった人の勝ちです!
※この「カラハ」というルールは、Switch用ソフト「世界のアソビ大全51」でも採用されているルールになっています。任天堂さんの動画が分かりやすいので、よければご覧ください
大量のサイコロで「ストライク」
概要:お皿の中にサイコロを投げ入れ、ぞろ目が出たらもらえるゲーム
対象:小学校低学年~
人数:6人ぐらいまでのグループで
場所:教室
時間:5分~10分
準備:「製品版ストライク」またはサイコロ(一人5個ぐらい)、適当なお皿
①全員同じ数(5個ぐらい)のサイコロを持ちます。お皿の中にも2つのサイコロを入れておきます。
②スタートプレイヤーは、お皿の中にサイコロを1つ投げ入れます。お皿の中のサイコロにぶつけて目を変えてもOKです(また、目を変えなければお皿の中でサイコロの置き場所を変えてもOKです)
③サイコロを投げ終えたら、出目に応じて以下の対応を行います。
(1)サイコロがお皿から飛び出てしまった → そのサイコロはゲームから除外。
(2)サイコロの目が「1」になっている → そのサイコロはゲームから除外。
(3)お皿の中にゾロ目があった。 → ゾロ目になっているサイコロを全てもらい、手番終了。
(3つ以上もらえることもあります。)
(4)ゾロ目が1つもない場合 → 手番をやめる or もう一度サイコロを投げるかを選ぶ。
例:4つのサイコロがあるところに投げ入れ、出目が1,3,4,4,6だった場合→1のサイコロはゲームから除外。4,4の2つをもらって手番終了
④もしゾロ目を引き取った結果、お皿の中のサイコロが全て無くなってしまった場合、次のプレイヤーは持っているサイコロを全て振らなければなりません。
(ここがこのゲームの一番楽しいところです!)
ゾロ目になっているサイコロがあれば引き取って手番終了、というところは一緒です。
⑤手持ちのサイコロがなくなったら脱落です。サイコロを持っている人が1人になったら、その人が勝ちでゲーム終了です。
ポイント
・たくさんのサイコロを持っていて安心していても、全て一緒に振らなくてはいけないことも多く、逆転要素があって盛り上がります。また、「ジャラジャラ」とたくさんのサイコロを一度に振るという行為は誰でも楽しめますよ!
・算数教室などに転がっている大量のサイコロや箱を使えば、すぐに遊ぶことができます。
・1勝負が5分ほどで終わるので、休み時間に遊ぶのにぴったりです!
製品版では、サイコロの「1」の目の代わりに「✕」が入っているのと、サイコロを投げ入れるコロシアムがついているので、雰囲気を重視するなら検討してみてください。
紙とペンで「ピクショナリー」
概要:示されたお題を、絵で素早く描いて自チームの仲間に当ててもらいポイントを競うゲーム。
人数:6人~12人ぐらい(偶数)。それ以上なら2つに分ければOK
場所:教室
時間:約15分
準備:「製品版ピクショナリー」または紙とペン
①ペアを作り、隣同士で座ります(ペアが仲間同士になります。)2人の中で「先攻」「後攻」を決めます。
②全員、紙とペンを用意します。担任(レク係)が、先攻の子だけにお題(誰でも知っているような名詞)を見せます。(後攻の子が顔を伏せ、その間にホワイトボードなどで見せるとよい)
③「よーいはじめ!」の合図とともに、先攻の人はお題の絵を描き始めます。(会話、ジェスチャー禁止、矢印以外の記号や文字禁止)制限時間は1分間。
④後攻の人は絵を見ながら、答えとして思いついたものを、何個でもどんどん言っていきます(小声で)。描いている人は「正解」「違う」とだけ言うことができます。回答がほかの人に聞かれるのが気になる場合は、自分の紙に書いていく方法でもよいです。
⑤1分たったら「やめ!」の合図で終了。それまでに正解していれば、そのペアに+1ポイント。
⑥描く役割と答える役割を交代して行い、これを繰り返していきます。最終的にポイントが多かったペアの勝ち。
実際の流れ
これから「ピクショナリー」を始めます。ペアを作って先攻後攻を決めましょう。先攻になった人はお題を見に来てください。
じゃあ私が先攻ね。えっとお題は、、、
「地球儀!?」
うー、描けるかなあ。
では制限時間は1分間です。よーいはじめ!!
えーっと、はじめにこうなって、次が・・・
月! 太陽! 日本? 世界地図?
違う!惜しいなあ~。もっと立体に見えるようにしたらいいのかな。
分かった!地球儀!!
正解!!!!ありがとう~!
はい、やめ!!1分です。
残念、私たちは不正解だったね。
ドンマイ!次がんばろう。今度は僕が描く番だね。
では後攻の人、お題を見に来てください。
ポイント
①お題例
・ネコ、ネズミ、カラスなどの動物系
・自動車、飛行機、ヘリコプターなどの乗り物系
・黒板消し、ランドセル、メスシリンダーなどの学校にある物系
・ピアノ、リコーダー、トライアングルなどの楽器系
・サッカー、野球、バスケットボールなどのスポーツ系
・走る、ジャンプする、食べるなどの動詞系
お題は名詞が基本ですが、動詞を入れても面白いです
②すぐに当てられる絵を描ける人=このゲームに強い人なのですが、それは絵のうまさとは全く関係がありません。1秒もかからず2本の線を引いただけで「カカシ」を正解させたということもありました。
③ゲームが終わったらぜひ、鑑賞会をしましょう。時間制限の中で描いた、苦しまぎれの絵はどれもおかしなものばかりです。たくさんの名画・珍画が生まれていることでしょう。
製品版ではすごろく要素などもあり、大人がやっても楽しい物になっています。お題もなんと3200種類!
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。