「英語の時間に子供たちが楽しめる遊びを知りたい」
「外国語の授業にメリハリが欲しい」
「英語の授業に自信がない」
今回はそんな方に、外国語(英語)の時間に楽しめるレクを紹介していきます!
小学校でも英語(外国語)の授業が必修になりました。教員として教える立場になってみると、子供たちの関心が低かったり単調な授業に飽きてしまったりと、授業をすることが難しい時があります。そんな時は5分ほど時間をとって、レクをしてみませんか!?
こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員、大学生、保育士、レク係の子供たち等に向けて、レクリエーションの発信をしています。
英語の時間に活用できそうなレクは、こちらにもあります。合わせてお読みいただけたらと思います。
Guess what is inside.(袋の中には何がある?)
対象:小学校低学年~ 人数:代表者1名 時間:1分~ 準備:きんちゃく袋、正解になる小物類
概要:袋の中にある入っているものを、手で触って推理するゲーム
活動の流れ
①フラッシュカードなどを使って、単語の学習をしておきます。テーマがあるとよいです。(果物、文房具など)
②お弁当などを入れるきんちゃく袋に、学習した文具類や果物のおもちゃなどをいくつか入れておきます。
③代表者を決め、袋の中に手を入れさせて、一つだけつかませます。中から出さずに、触っているものが何か当てさせます。
T 「Guess what is inside.」(中に何が入っているでしょう?)
C 「Eraser?」(消しゴムかな?)
T 「Take it out.」(取り出してみて)
T 「You are right.」(正解)
T 「No. Let’s try next time.」(残念。また挑戦してね)
バリエーション
お菓子の空き箱などに一つだけ物を入れ、振って音だけで当てるのも楽しいです。
ドンジャンケン
対象:小学校低学年~ 人数:1グループ4~5人 時間:3分~5分 準備:フラッシュカード、児童用のミニカード
概要:フラッシュカードの単語を言いながら進んでいき、相手とぶつかったらジャンケンをします。
活動の流れ
①各グループに、使用する英単語のミニカードを配ります。2グループで対戦します。
②2グループ分の机を横一列につなげます。(10人いたら10個の机を並べる)一つの机に1枚の単語カードを置きます。各グループは机の両端に並びます。
③スタートの合図で、先頭の人は端から順にカードにタッチしつつその単語を言って中央に進んでいきます。
例:Color
A 「Red, Green, Black,…」
B 「Blue, Orange, Pink,…」
④相手に出会ったところでジャンケンをします。
「rock scissors paper, 1,2,3!」
⑤勝ったらそのまま相手の陣地に進む。負けたら、自分の列の後ろに並び、次の児童が同様に端から絵カードをタッチして、中央に進む。
⑥端にたどり着いたグループに1ポイント。制限内の時間で勝負を決めます。
Simon says(サイモンセズ)
対象:小学校低学年~ 人数:何人でも 時間:3分~5分 準備:特になし
概要:指導者が「Simon says」と言った時だけ、指示に従う遊びです。
活動の流れ
①始める前に、ゲームに使う動作を覚えましょう。指導者が動作をしながら一緒に動きます。
Stand up.(立って)
Sit down.(座って)
Touch your head.(頭にタッチして)
Your right hand up.(右手を挙げて) など
※「Head, Shoulders, Knees & Toes」の歌を歌っておくのもおすすめです。
②指導者が子供たちに指示を出します。ただし、文の頭に「Simon says」がついていないときには従ってはいけません。
例
T 「Simon says, Stand up.」(立つ)
T 「Simon says, Touch your knees.」(膝にタッチする)
T 「Everybody, Touch your head.」(Simon saysと言っていないので、動いてはいけない)
③指導者は「Simon says」と言わないときも、動作は行いましょう(動きにつられてひっかかる)。間違えた人から脱落していく勝ち抜け戦も面白いです。
④慣れてくるとなかなか引っかからなくなります。そんな時は
「Simon says, Don’t raise your right hands!」(右手を挙げないで!挙げてるなら下ろして)
のように否定形を使うと難易度が上がりますよ!
日本語で遊ぶときは「みなさんゲーム」「命令ゲーム」などとも言います。こちらで詳しく解説しています。
Go fish game
対象:小学校低学年~ 人数:1グループ4~6人 時間:5分 準備:単語のミニカード(またはGo fishの製品版)
概要:トランプのババ抜きのようなゲームです。
活動の流れ
①各グループに英単語のミニカードを2セット配ります。
②それぞれ、5枚ずつミニカードを配ります。残りは中央に裏返して置きます。
③配られたカードの中に同じカードがあれば、場に出せます。(ババ抜きのように)
④グループ内で順番を決めます。一番目の人は、自分のカードと同じものを持っていそうな人に欲しいカードを要求します。(隣の人でなくてもOK)
「 Do you have a melon?」(メロンを持っていますか?)
持っている場合
「Yes, I do. Here you are.」(持っています。はいどうぞ)
と言ってそのカードを渡します。もらったカードと手持ちのカードのペアを場に出したら次の人の番です。(時計回りに隣の人)
持っていない場合
「No, I don’t. Go fish!」(持っていません。魚釣りに行きなさい)と言います。
手番のプレイヤーは真ん中のカードの山から1枚引きます。引いたカードとペアになれば場に置くことができます。ペアにならなければ、そのまま手札に加え、次のプレーヤーの番になります。
⑤これを繰り返し、手持ちのカードが最初になくなった人が勝ちです。
ババ抜きと違うのは、誰からでもカードをもらえるという点です。誰がどのカードを持っているのか、記憶力や推理力が問われますね。
このゲームは製品版も出ています。単語カードを作る手間が省けますね。
AGO (エイゴー) カードゲーム
対象:小学校低学年~(カードのレベルを選ぶことができます) 人数:1グループ3~5名 時間:5分 準備:AGOカードゲーム製品版
概要:UNO(ウノ)のようなゲームをしながら、日常でよく使う質問と返答を練習できます。
活動の流れ
①各プレイヤーに7枚ずつカードを配ります。残りは山札として中央に置きます。
②山札から一枚めくって出します(スタートカード)。最初のプレイヤーはこのカードと「色」か「数字」が同じカードを出します。カードを出したら、次のプレイヤーに質問をします。
「Do you play any sports?」
③次のプレイヤーは質問に答えてから、カードを出します。
「Yes, I do. I Play soccer.」
④出せるカードがない場合は、山札から1枚引きます。引いたカードが出せる場合は、出すことができます。
⑤UNOのように、次のプレイヤーを飛ばしたりカードを引かせたり、進行方向を逆にしたりするカードも入っています。最初に手札を全て出したプレイヤーの勝ちです。
子供のレベルに応じて「AGO Phonics」が5種類、「AGO Q&A」が4種類あります。クラスでやろうとすると、5~6セットは必要になってしまいますが面白さは折り紙付き!ぜひお試しください。
最後に&著書の紹介
英語授業の導入やスキマ時間に、楽しめて学びになるレクを紹介してきました。普段の授業にちょっとした遊びを取り入れて、楽しい英語学習をしてもらえたらと思います。
また以下のメディアに、この記事が掲載されました。
おうち英語や授業に!子供向け英語ゲーム30選【2023年最新版】
そして英語に苦手意識のある方、この機会にスタサプやオンライン英会話で学んでみてはいかがでしょうか。僕自身、スタサプで学んで英検2級に合格することができました。動画の解説が分かりやすいですし、スキマ時間にも取り組めました。おすすめです。
教員はALTの先生と定期的に会うので、何気ない会話ができると楽しいですよ。
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
最後にお知らせをさせてください。レクリエーションに関する書籍・電子書籍を出版しています。