概要:ある法則を見つけ、郵便を配達した家が何丁目にあるのかを当てるクイズ。
こんにちは、小学校教員のサンソン(@oakleyfreak1)です。このブログでは小中学校の教員、大学生、保育士の方々に向けて、レクリエーションの発信をしています。
さて、謎解きミステリークイズの紹介も12回目になりました。
どれもいわゆる「頭の体操」というもので、正答するには“ある秘密”に気が付く必要がありましたね。秘密に気づいた瞬間のアハ体験、嬉しいものです。では今回は第12弾!
今日は「郵便配達」というクイズを紹介します。難易度は低めですので、低学年や幼児でも気軽に楽しめます。
もう毎回のことですが、「秘密に気づいた子は、絶対に友達には教えないこと!」というのを押さえておいてくださいね。その方が楽しめます!!
このように頭を柔らかく使う言葉遊びは、こちらにまとまっています。いろいろなシーンに合わせて厳選した「〇〇のレク5選」も一緒にお読みいただけたら幸いです。
遊び方
人数:何人でもOK
場所:教室、バスなど どこでもOK
時間:5分~15分
準備:特になし
このクイズの概要をもう一度確認しておきます。
ある法則を見つけ、郵便を配達した家が何丁目にあるのかを当てるクイズ。
です。ではさっそく、問題の例に行ってみましょう!!
T 「郵便配達というクイズを出します。秘密に気が付いても、友達にはナイショにしてね」 T 「郵便屋さんが、駅の前からある家に手紙を届けます。その家が何丁目にあるかを当ててね。1丁目、とか2丁目といった感じに。」 T 「まず駅前の道を東にまっすぐ進むと、この辺にコンビニがあるのね。」 (右手で空中をなぞりながら説明する。胸の前から、左の方へ) T 「コンビニを右に曲がると、今度は図書館。ここも右折します」 (手の動きは、子供から見やすいように反転で行うこと。) T 「さらに警察署があるので、ここは左に。その先のパン屋さんを左。その先が目的地です」 T 「さて、この家は何丁目にあるでしょうか?」 C 「???」 T 「正解は2丁目でした!」 C 「どうして?」 C (コンビニとか、パン屋さんとかが関係あるのかな?) C (曲がった回数??) T 「じゃあ、もう一問。ここの駅はちょっと複雑で、ロータリーをぐるっと回らないと出られないのね。」 (手で胸の前をぐるっと1周。9時の位置から時計回りに) T 「あとは簡単。南に走るとホームセンターがあるのでその隣です。さて何丁目?」 C 「1丁目!」 C 「2丁目?」 T 「正解は、9丁目でした。」 C 「全然分からない!!!」 T 「法則があるからね。よーく探してね。」 以上を何度か繰り返します。
答えとポイント
どうですか。上の例を読んで、答えが分かりましたか?実は、手の動きがポイントなんです!!
答え 「手の動きをなぞって、出てきた数字が答え」 例えば、最初の問題では下図のように進みました。 「2」という数字が浮かび上がっていますよね。だから答えは「2丁目」です。 ということで、説明している時の手の動きが数字を表現していました。 ですから「1丁目」はとても簡単ですし、「8丁目」なんてあちこちぐるぐる回った挙げ句に元の場所に戻ってくるという(笑) 数字によって面白さと分かりやすさが違いますので、うまく使い分けてくださいね。
法則さえ分かってしまえば、「なーんだ」と思うのですが、これが気づかない人はまったく気づかない。法則に気づいた子が毎回正解するのを「え?」「なんで?」と大騒ぎになりますよ(笑)
このクイズを楽しむポイントも、「初めのうちはヒントなし」、「すぐに秘密を言わない」ことです。違いに気づかせないように、さりげなく言いましょう。そして分からない子たちには少しずつヒントを出していきましょう。
ヒント例
①「よーーーーーーく見ることが大事」と言う
②建物の目印をなしにする。(ここを曲がって〜、つぎは…)
③手の動きを大げさにする。
④わかりやすい数字で問題を出す。(1丁目、7丁目など)
こんなところでしょうか。徐々にヒントを出すことで、秘密に気づく喜びを味わわせてあげましょう。これでも分からなかったら?その時はタネ明かしをしてもよしですし、「じゃああとは、友達に出してもらってね」と言って最後まで答えを言わないのもありです。
いかがでしたか?頭の体操になるクイズ「郵便配達」を紹介しました。手の動きや声の調子を変えながら、さりげなく行うことで、ミスリードを誘うことができますよ。子供たちが「なんでー!?」と悩んでいるところを見る出題者が、一番楽しいかもしれません(笑)ぜひ、出してみてください。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。