概要:ある法則を見つけ、「大根」「人参」「白菜」の中から、正解はどれかを当てるクイズです。
こんにちは、小学校教員のサンソン(@oakleyfreak1)です。このブログでは小中学校の教員、大学生、保育士の方々に向けて、レクリエーションの発信をしています。
謎解きミステリークイズの紹介も4回目になりました。
どれもいわゆる「頭の体操」というもので、正答するには“ある秘密”に気が付く必要がありましたね。秘密に気づいた瞬間のアハ体験、嬉しいものです。では今回は第四弾!
今日は「これ何の野菜?」というクイズを紹介します。前回の「これ何のたまご?」のバリエーションですが、たまごよりも難易度は高いんですよ。
あ、秘密に気づいた子は、絶対に友達には教えないこと!というのを押さえておいてくださいね。その方が楽しめます!!
このように頭を柔らかく使う言葉遊びは、こちらにまとまっています。合わせてお読みいただけたら幸いです。
遊び方
人数:何人でもOK
場所:教室、バスなど どこでもOK
時間:5分~15分
準備:特になし
このクイズの概要をもう一度確認しておきます。
「ある法則を見つけ、「大根」「人参」「白菜」の中から、正解はどれかを当てるクイズ」。
です。ではさっそく、問題の例に行ってみましょう!!
T 「これ何の野菜クイズを始めます!!秘密に気が付いても、友達にはナイショにしてね」 ※手の動かし方 ①左手はまな板。手のひらを下にして胸の前に出します。 ②右手は包丁。野菜を切る真似をしながら縦に動かします。 ちょうど、手話の「ありがとう」のような動きになります。 T 「まずは例題ね。トントントン。これ大根」(右手で切る真似をしながら) T 「トトトトトン。これ人参」(音に合わせて切るスピードは調整) T 「ストン!これ白菜」 T 「じゃあ、トトトン。これなんだ?」 C 「えー!例になかったじゃん」 C 「音が似てるから、人参?」 T 「残念、今のは大根でした。」 C 「えー?」「なんでー?」 T 「ある秘密があるからね。謎が解けたら答えも分かりますよ。じゃあもう一回。」 T 「シュルシュルシュル。これ大根」 「トントントンこれ人参」 「ざくざくざく。これ白菜」 T 「スパスパッ!!じゃあこれは?」 C 「さっきと全然ちがうじゃん」 C 「白菜!?」 T 「白菜、正解です!!秘密に気が付いたかな?」 C (切る動作は関係あるのかな) C (切る音は?) C (声の大きさとかは関係ないのかな?) C (表情にも注目してみよう!) というような感じで、何度も繰り返します。
答えとポイント
切る動作、音などは一切関係なく、ポイントは「質問の語尾」なんです。
答え なーんだ? → 「だ」で終わっている → 大根 なーに? → 「に」で終わっている → 人参 これは? → 「は」で終わっている → 白菜 ということで、 質問の語尾が、頭文字になっている野菜の名前が答え(文字にしたときの語尾。) になります。
法則さえ分かってしまえば、「なーんだ」と思うのですが、これが気づかない人はまったく気づかない。法則に気づいた子が毎回正解するのを「え?」「なんで?」と大騒ぎになりますよ(笑)
このクイズを楽しむポイントも、「初めのうちはヒントなし」、「すぐに秘密を言わない」。これにつきます。分からない子たちには少しずつヒントを出していきましょう。
ヒント例
①「よーーーーーーく聞いてね」と言う
②語尾を強調する。「これなーんだ?」
③秘密に気づいた子に対して、「テレパシーが使えるようになったから、手の形がなくても分かるよね?次はなに?」
④はじめの例題を無くし、いきなり問題をだす。
⑤野菜の種類を増やす。
・じゃがいも(これなーんじゃ?と聞く)
・ショウガ(これなんでしょう?と聞く)
こんなところでしょうか。徐々にヒントを出すことで、秘密に気づく喜びを味わわせてあげましょう。これでも分からなかったら?その時はタネ明かしをしてもよしですし、「じゃああとは、友達に出してもらってね」と言って最後まで答えを言わないのもありです。
ちなみに難易度を上げたかったら、以下のような工夫をしてミスリードを誘ってみてください。
ミスリードを誘う例
①わざとジェスチャーを大きくしたり小さくしたりする。
②順番に出しておいて、突然変える。
③問題前の3つの例を出すときに、「ここが大事だよオーラ」を出す。包丁で切る動作、音を変えながら出すなど。
いかがでしたか?頭の体操になるクイズ「これ何の野菜?」を紹介しました。難易度の調整をすれば、この1問で15分ぐらい楽しむこともできます。バスレクなどでもおすすめですよ。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。