概要:学習したことを振り返るクイズを出します
勉強は「つまらなくても我慢して取り組まなくてはいけないもの」だと思いますか。勉強を楽しむことは不可能でしょうか?僕は、勉強を楽しむことは可能だと思っています。
例えば、授業の終わりに「今からこの時間に学習したことの確認テストをします。」と言うのと「今からこの時間に学習したことでクイズ大会をします。」と言うのでは、子供たちの反応は大違いです。出す問題がまったく同じだったとしても、です。今回は、そんなクイズがテーマです。

こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員/大学生/保育士/レク係の子供たち/等に向けて、学級で楽しく遊べるレクリエーションを紹介をしています。
ルール
人数:何人でもOK
場所:どこでもOK
時間:5分
準備:なし
①単元テストの範囲を対象にクイズをだします。または子供たちにクイズをつくらせます。
その際、Q&Aフォーマットを提示して、つくりやすいように配慮しましょう。
「〇〇とは何ですか?」
「〇〇はなぜ△△なのですか?」
「〇〇はいくつありますか?」
「〇〇したのは誰ですか?」
など
②早押し(挙手)で答えたり、紙に書かせて答え合わせをしたりしましょう。正解したら1ポイント
③決めておいた問題数が終わった時点で、ポイントの多かった人の勝ちです!
実際のあそび方

では、授業の最後にクイズ大会をします!

いえーい!!

全部で5問だしますから、答えをノートに書いてください。たくさん正解した人が優勝です。では第1問、ジャジャーン!植物が発芽するための3条件は、水、空気、太陽光である。〇か×か。

簡単簡単♪ひっかからないよ

最終問題。選択肢ナシの難問です!教科書に時々出てきてアドバイスをしてくれる、このキャラクターの名前はなんでしょう?

えー!?この子、名前あったのー?

4月の最初の授業で紹介してたなぁ!なんだっけ?

しめしめ。覚えてるもんねー。

答え合わせをしましょう!1問目、×。2問目、〇 3問目……
では、採集結果を聞きます。3問正解の人?4問正解の人?最後、多分いないと思うけど、全問正解の人?

はーーーい!!

おーすごい!!おめでとう!!みんな拍手~!
ポイント
・教科書やドリル、資料集などからクイズをつくることで、知識の定着をはかることができます。「お互いに問題を出し合いましょう」というより「クイズをつくりましょう」と言ったほうが盛り上がります!
・難問奇問に流れないように、学習のために楽しんで行うということを押さえておきましょう。
・クイズの出し方も、ワンパターンでは飽きてしまいます。以下のように、いろいろなパターンを持っておくといろいろな場面で重宝します。クイズは自由回答ではなく選択肢を設けると、学習が苦手な子も含めて全員が参加できるようになるのでおすすめです。
①〇×クイズ
(手で〇か×を出す形式、間違えた子から脱落する形式、教室の左右に移動する形式など。)
②3択クイズ
(答えの部分で挙手をする、番号を指で出す、チームで相談するなど。)
③スリーヒントクイズ
(分かった子からこっそり言いに来る、ノートに書くなど。)
④制限時間内にたくさん書く
(個人でノートに書く、チームで相談してホワイトボードに書いていくなど。)