先生のことを“想像する”だけで、教室が一気にあたたかい笑いに包まれるのが「先生のニックネーム」です。
子どもたちは黒板の文章を手がかりに、先生のニックネームとその由来を大喜利のように自由に創作します。
ちょっとした推理ゲームのように、先生の性格や見た目、言動から想像をふくらませて書いていきます。
発表では、子どもが先生になりきって読み上げる姿にクラス中がほっこり。最後に先生自身の昔のニックネームを明かすと、さらに距離が縮まる楽しいコミュニケーション活動です。

こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員/大学生/保育士/レク係の子供たち/等に向けて、学級で楽しく遊べるレクリエーションを紹介をしています。
ルール
人数:何人でもOK
場所:教室
時間:5分
準備:紙
①次の文章を黒板に書き、用紙を配ります。
・私のニックネームは「 」といいます。それには、深いわけがあるのです。
②これに続けて自由に想像して書いてもらい、何人かに先生になりきって発表してもらいます。
③発表したら、教師は一言ずつ感想を話しましょう。その後、発表しなかった子の分も含め、全員分を後で掲示します。
④最後に、担任の子供時代や学生時代のニックネームについて話すのもよいでしょう。
実際のあそび方

みんな先生の名前は覚えてくれたよね。じゃあ先生のニックネームは何て言うか知ってるかな?

えー、知らない!

今日は、みんなに“先生のニックネーム”と“その由来”を考えてもらいます!大喜利のように面白いのを考えていいからね。どんなのが出てくるか…先生はもうワクワクしてます!

おもしろそうー!絶対変なの書く!

(黒板に書きながら) この文章に続けて書いてね。
『私のニックネームは「 」といいます。それには、深いわけがあるのです。』
さあ、自由に想像してOKです!

よし、“レッドキング”にしようかな…

私は“ハッピー先生”にしよう!

いいねぇ〜!どんな由来が出てくるのか楽しみだなぁ。では、書けた人から前に来て“先生になりきって”発表してみましょう!

私のニックネームは“モジャ”といいます。それには深いわけがあるのです。昔、アフロみたいな髪型だったのです!

えー!似合いそう!でも絶対ウソ(笑)
ポイント
“なんでもOK”の安心感をしっかり伝える
ニックネームも由来もフィクションで大丈夫、と最初に明言しておくと、子どもたちの発想が一気に広がります。事実に合っていなくても笑って受け止める姿勢が大切です。
書きやすい雰囲気づくりは先生のリアクションから
「どんな名前が出てくるかな〜」「楽しみすぎる!」など、先生がワクワクしている様子を見せると、子どもたちも自然と筆が進みます。
悩んでいる子には“とっかかり”を渡す
名字・名前の音から連想するもの、見た目の特徴、好きなものなど、ヒントを少しだけ渡すと書きやすくなります。
発表は“なりきり”を楽しむ時間にする
子どもが先生役になって読み上げると、教室が一気に盛り上がります。照れている子には無理強いせず、聞き手として楽しんでもらいましょう。
全員分を掲示して、活動の余韻を残す
発表しなかった子の作品も含めて掲示すると、クラス全体の一体感が生まれます。最後に先生自身の昔のニックネームを紹介すると、さらに距離が縮まります。
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ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
