今回紹介するのは、子どもたちが「先生ってどんな人?」と改めて考えるきっかけになる、ちょっとドキドキでワクワクする活動です。
黒板の文章に自分の言葉を入れていくだけなのに、子どもたちの視点や感じ方がそのまま表れ、思わず笑ってしまう一言や胸が温かくなる気づきが飛び出します。
書かれた内容を少しずつ読み上げながら、先生自身もエピソードを語ることで、クラス全体の距離がぐっと縮まるのも魅力です。

こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員/大学生/保育士/レク係の子供たち/等に向けて、学級で楽しく遊べるレクリエーションを紹介をしています。
ルール
人数:何人でもOK
場所:どこでもOK
時間:5分~10分
準備:未完成の文を印刷した紙
①次の文章を黒板に書きます。
1 先生は「 」ですか。
2 先生はこの前「 」。だから私は、先生を「 」と思いました。
②同じ文が書かれた用紙を配り、思いつく言葉を入れて文を作ってもらいます。
(どちらか1つでもOK)
③回収し、数日に分けて全員分を読み上げながら、教師が自分のことを話します。
実際のあそび方

先生とみんなが出会って〇〇日たちました。今日からの1週間、先生のことをもっともっと知ってほしいと思います。
そこで、みんなからの質問やエピソードを募集します。ここの空いている部分に言葉を入れて文を作ってみてください。

先生は「 」ですか?
これは質問を書けばいいのかな。

そうですね。2つめの「先生はこの前…」は、○○していました。とか、○○と言っていました。とか、先生のことを思い出しながら書いてみてね。
嘘じゃなければ何を書かれても怒りませんから、自由に書いてくださいね。
思いつかなかったらどちらか片方だけでもOKです。
シンキングタイムは5分。ではスタート!!

うーん、「先生は、好きなゲームは何ですか?」にしようかな

「先生はこの前、給食が揚げパンだって喜んでいました。
だから私は、先生を食いしん坊だと思いました。」

「先生は彼女がいますか?」

はい、それでは時間になったので集めます。
今日から帰りの会で、5人分ずつ読んでいくね。じゃあ一人目です。なになに?
「先生はこの前、朝なのにこんばんはって言っていました。だから僕は、先生っておもしろいなと思いました。」
あはは、ありがとう。僕はいっつも変な挨拶してるけど、みんなついてきてね。
ポイント
・子どもが安心して書ける雰囲気づくりを最優先にする
「何を書いても怒らないよ」と最初にしっかり伝えることで、子どもたちは遠慮せずに自分の言葉を出せます。少し笑える内容や、鋭い指摘があっても、先生がニコッと受け止める姿勢が大切です。
・名前を伏せて読むことで、気軽さとワクワク感を演出する
誰が書いたか当てる時間を設けてもいいでしょう。書いた本人もドキドキしながら楽しめます。
・読み上げは一度にまとめず、数日に分けて少しずつ
朝の会や帰りの会で少しずつ読むと、毎日の小さな楽しみになります。先生のエピソードトークも自然と増え、クラスの距離が縮まります。
・先生自身も“さらけ出す”姿勢を見せる
子どもたちの文章をきっかけに、「実はね…」と自分のことを話すと、子どもたちは「先生ってこんな人なんだ」と親しみを持ちやすくなります。
・書くのが苦手な子へのフォローも忘れずに
片方だけでもOK、短くてもOKと伝えておくと、負担が軽くなり参加しやすくなります。
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ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。





