概要:1本のフラフープをグループ全員でくぐりぬけます
今回紹介するのは、フラフープひとつで盛り上がれるシンプルな遊びです。
シンプルなルールですが奥は深いです。全員が輪をくぐり抜ける速さを競うだけなのに、作戦会議では驚くほど多彩なアイデアが飛び交います。
誰がリーダーになるか、何人ずつ挑戦するか、グループでの合意形成が勝敗のカギ。協力し合いながら工夫を重ねることで、チームワークの大切さを自然に学べるのも魅力の「フラフープくぐり」を紹介します。

こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員/大学生/保育士/レク係の子供たち/等に向けて、学級で楽しく遊べるレクリエーションを紹介をしています。
ルール
人数:何人でもOK
場所:どこでもOK
時間:10分~20分
準備:フラフープ
①1本のフラフープをグループ全員がくぐりぬけるタイムを計ります。
②どのようにくぐっても、何人同時にくぐっても構いません。
③どれだけ早くできるかに挑戦しましょう!
実際のあそび方

フラフープくぐりという活動をします。この活動ではみんなの協力や話し合い、アイデアが大切だよ。
ルールは簡単。10人のグループに1つ、フラフープを渡します。
なるべく早く全員が通り抜けられるような作戦を考えてください。
どのようにくぐっても、何人同時にくぐっても構いません。
では5分間の作戦タイムを取ります。そのあと5分間練習をして、計測です。

全員がフラフープを通ればいいのね。
横一列に並んでリレーしていく…のは遅いかなあ。

手渡しして、くぐって、時間かかりそうだよね。
そうだ!一人がフラフープを持ったまま走っていって、みんなはそれをまたいでいくのは?

あ、それなら早そう!最後は自分で持ったままくぐればいいもんね。

なるほどー。こちらのチームはどうですか?

一度に何人くぐってもいいので、どうしたら3人ぐらい入れるか考えてます。

あ!頭から足まで縦に通すのはどう?

ナイスアイデア!それなら3人いっぺんに通れるね。

それでは練習タイムです。5分たったら1チームずつ計測しますね。
ポイント
・安全第一で動くこと
フラフープを素早く動かす場面が多いので、周りの人にぶつからない距離感を意識したいところです。特に複数人が同時にくぐる作戦では、足元や姿勢に気をつけて無理のない動きを心がけましょう。
・役割分担と合意形成がカギ
「誰がフラフープを持つのか」「どの順番で動くのか」など、作戦を決める際には全員の意見を聞きながら、短時間で合意をつくることが大切です。多数決だけでなく、理由を共有しながら決めると納得感が生まれます。
・時間配分を考える
上の例では「作戦タイム」と「練習時間」を分けることで、この活動で大切にしたい「話し合うこと」「合意形成を図ること」の時間を確保しています。もちろん、「10分間を自由に使っていいよ」というやり方も考えられます。(話し合い活動や課題解決型ゲームに習熟している場合)
・試行錯誤を楽しむ姿勢を大切にする
速さを競う活動ですが、正解はひとつではありません。やってみてうまくいかなければ、すぐに改善する柔軟さがポイント。練習タイムの5分間でどれだけ工夫できるかが勝負を分けます。
・チーム全体の動きを見渡す視点を持つ
フラフープを持つ人だけでなく、くぐる側も「次にどう動くか」を意識するとスムーズに進みます。声かけや合図を工夫することで、チームの連携がぐっと高まります。
・成功体験を共有する 記録が出たときはもちろん、うまくいった工夫や改善点を振り返ることで、協力の価値を実感できます。活動後のふり返りが、次の挑戦への意欲につながります。
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ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
