概要:ある法則を見つけ、担任が指しているのは「ういろう」か「羊かん」かを当てるクイズ。
こんにちは、小学校教員のサンソン(@oakleyfreak1)です。このブログでは小中学校の教員、大学生、保育士の方々に向けて、レクリエーションの発信をしています。
さて、謎解きミステリークイズの紹介も15回目になりました。どれもいわゆる「頭の体操」というもので、正答するには“ある秘密”に気が付く必要がありましたね。秘密に気づいた瞬間のアハ体験、嬉しいものです。
今日は「ういろうと羊かん」というクイズを紹介します。よく似たお菓子「ういろう」と「羊かん」。本来の違いは原材料ですが、このクイズでの違いは果たして?
もう毎回のことですが、「秘密に気づいた子は、絶対に友達には教えないこと!」というのを押さえておいてくださいね。その方が楽しめます!!
いろいろなシーンに合わせて厳選した「〇〇のレク5選」も一緒にお読みいただけたら幸いです。
遊び方
人数:何人でもOK
場所:教室、バスなど どこでもOK
時間:5分~15分
準備:身の回りの雑貨や文具などを数点(無くてもOK)
このクイズの概要をもう一度確認しておきます。
ある法則を見つけ、担任が指しているのは「ういろう」か「羊かん」かを当てるクイズ。
です。ではさっそく、問題の例に行ってみましょう!!
T 「ういろうと羊かんクイズをはじめます。秘密に気が付いても、友達にはナイショにしてね」 T 用意した物からノートを取り、「これはういろー」と言います。 T 次に消しゴムを取り、「これは羊かん」と言います。 T さらに別のものを持って「ではこれは、ういろうでしょうか、羊かんでしょうか?」 何人かに答えてもらいます。(二択なので挙手制でもいいです) C 「え、全然分からない」 C 「ういろう?」 C 「羊かん?」 T 「正解は、ういろうでした!」 C 「なんでー?」 T 「解くための決まりがあるからねー。がんばって見つけてね。じゃあもう一問。」 T 本を手に取り、それを見ながら「これはういろー」 T 鉛筆を手に取り「これはようかん」 T 教科書を手に取り、「じゃあこれはどっちでしょう?」 C (文房具だと羊かんになるのかな?) C (ノートとか本とか、読めるものはういろう?) C (先生の聞き方がさっきと違う気がするぞ) T 「正解は・・・羊かんでした!!」 以上を何度か繰り返します。
答えとポイント
質問をしたときの口に注目です!
答え ういろう = 質問の後、口が開いている 羊かん = 質問の後、口が閉じている ということで、質問したときの口の開けしめによってういろうか羊かんになります。
法則さえ分かってしまえば、「なーんだ」と思うのですが、これが気づかない人はまったく気づかない。法則に気づいた子が毎回正解するのを「え?」「なんで?」と大騒ぎになりますよ(笑)
このクイズを楽しむポイントも、「初めのうちはヒントなし」、「すぐに秘密を言わない」。これにつきます。分からない子たちには少しずつヒントを出していきましょう。
ヒント例
①「よーーーーーーーく見ること!」
②秘密に気づいた子に対して、「テレパシーが使えるようになったから、例題がなくてもわかるよねー。これはどっちでしょう?」
③はじめの例題を無くし、いきなり問題をだす。「これはういろー?羊かん?」
④同じものがういろうにも羊かんにもなることを実演する。「これはういろうです。あれ、でもよく見たら羊かんだったわー。」
⑤語尾を強調する。「これはういろー」
こんなところでしょうか。徐々にヒントを出すことで、秘密に気づく喜びを味わわせてあげましょう。これでも分からなかったら?その時はタネ明かしをしてもよしですし、「じゃああとは、友達に出してもらってね」と言って最後まで答えを言わないのもありです。
また、問題を出すときのポイントとして
ポイント
①質問のしかたを毎回変える。
「これはどっちでしょう?」
「ういろうでしょうか、羊かんでしょうか」
「羊かんでしょうか、ういろうでしょうか」
②言うときのタイミングを変える。手に持ってすかさず言ったり、「これは・・・・・・羊かん!」とタメて言ったりする。
③手に持つ以外に、遠くのものを指差してもよい。
「あそこのドア、あれはういろうです。」
④身の回りの物でなく、自分の手を使う(グーチョキパーとか、1〜5本など。なんとなく法則がありそうな感じで)
などを意識すると、ミスリードが誘えます。対象の年齢などに合わせて調節してみてください。
いかがでしたか?頭の体操になるクイズ「ういろうと羊かん」を紹介しました。手の動きや声の調子を変えながら、さりげなく行うことで、ミスリードを誘うことができますよ。子供たちが「なんでー!?」と悩んでいるところを見る出題者が、一番楽しいかもしれません(笑)ぜひ、出してみてください。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。
最後にお知らせをさせてください。レクリエーションに関する書籍・電子書籍を出版しています。