概要:友達が支えてくれることを信じて、後ろ向きに倒れます。
仲間を信じる心は、経験がないと生まれないものです。特に、助けてもらった体験というのは忘れられません。その経験を意図的に作るのが「トラスト・フォール」の活動です。
「トラストフォール」と検索するとよく出てくる、台の上から倒れるタイプの活動はケガの危険性が大きいため小中学生にはおすすめしません。僕が紹介する方法なら、効果はほとんど変わらずより安全に実施することができますよ。

こんにちは。小学校教員のサンソンです。このブログでは、小中学校の教員/大学生/保育士/レク係の子供たち/等に向けて、学級で楽しく遊べるレクリエーションを紹介をしています。
ルール
人数:何人でもOK
場所:体育館など
時間:10分
準備:マットなど
実際のあそび方

今日は「トラストフォール」という活動をします。トラストは信じる、フォールは倒れるという意味で、合わせると「信じて倒れる」となります。「信頼」がカギになりますよ。

信じて倒れるってどういうことだろう?

相手が支えてくれることを信じて、後ろ向きに倒れ、それを相手に支えてもらいます。ペアになって「支える人」と「倒れる人」になります。
倒れる人が前で、支える人が後ろに並びます。倒れる人は胸の前で腕をクロスして構えます。支える人は、足を前後に開いて安定感のある姿勢を取り、両手を前の人の背中から10cmぐらいのところに出します。

これで後ろ向きに倒れるんだ。怖そう。

安全のために、掛け声を2往復させてから倒れます。
膝を曲げずに、まっすぐ後ろに倒れてください。支える人は、両手でしっかり受け止めます。

準備はいいですか?

はい、いいです。

倒れます。

どうぞ!

支える人はクッションのように柔らかく支えるんだね。
元の位置まで優しく戻してあげよう

怖かったけど、支えてもらえて嬉しかった!
ポイント
・体験したあとは、振り返りの時間をもつようにしてください。倒れるときの葛藤や、信頼関係に変化があったかどうかなどについて、ワークシートに記入したりグループで輪になって話したりしましょう。
・床にはマットなどを敷きましょう。倒れたときに机の角などにぶつからないよう、体育館などで行い、安全面には最善の注意を払ってください。
・倒れる人は、一本の棒になった気持ちでまっすぐに倒れることが大切です。膝が曲がったり、えびぞりになったり、腰が曲がっておしりから倒れたりすると支える人が失敗しやすくなります。また、「怖かったらいつでも片足を1歩引いて、身を守ってもよい。」ということも伝えておきます。
・それでも怖がる子や体の大きい子に対しては、最初から手を背中に触れた状態でやったり2人で支えたりします。
・10センチで成功したら、倒れる人と支える人の手との間隔を、20センチ、30センチと広げてチャレンジしてみましょう。
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ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。

 
  
  
  
   
       
       
       
      