概要:ある法則を見つけ、何匹のひよこが鳴いているのか当てるクイズです。
こんにちは、小学校教員のサンソン(@oakleyfreak1)です。このブログでは小中学校の教員、大学生、保育士の方々に向けて、レクリエーションの発信をしています。
さて、謎解きミステリークイズの紹介も5回目になりました。
どれもいわゆる「頭の体操」というもので、正答するには“ある秘密”に気が付く必要がありましたね。秘密に気づいた瞬間のアハ体験、嬉しいものです。では今回は第5弾!
今日は「ひよこは何匹?」というクイズを紹介します。「ぴよぴよぴよ・・・」と鳴くまねをするところもカワイイですが、難易度はけっこう高いですよ。
もう毎回のことですが、「秘密に気づいた子は、絶対に友達には教えないこと!」というのを押さえておいてくださいね。その方が楽しめます!!
このように頭を柔らかく使う言葉遊びは、こちらにまとまっています。いろいろなシーンに合わせて厳選した「〇〇のレク5選」も一緒にお読みいただけたら幸いです。
遊び方
人数:何人でもOK
場所:教室、バスなど どこでもOK
時間:5分~15分
準備:特になし
このクイズの概要をもう一度確認しておきます。
「ある法則を見つけ、何匹のひよこが鳴いているのか当てるクイズ。」
です。ではさっそく、問題の例に行ってみましょう!!
T 「ひよこは何匹クイズを始めます!!秘密に気が付いても、友達にはナイショにしてね」 T 「まずは例題ね」(両手で可愛く、羽ばたく動きをマネしながら) 「ぴよ、ぴよ、ぴよ♪ これ1匹」 「ぴよ~~ぴよぴよ♪ これ2匹」 「ぴよぴよぴよぴよぴよ~♪ これ3匹」 T 「じゃあ、ぴよぴよぴよ♪ これなんひきでしょう?」 C 「1匹~!」 C 「3匹?」 T「答えは、2匹でした~。」 C 「なんでー?」 C 「ぴよぴよぴよ、は1匹だったよねえ」 T 「どうしてだろうね~?秘密があるよ。」 T 「じゃあ次ね」 「ぴよ、ぴよ、ぴよ♪ これ1匹」 「ぴよ~~ぴよぴよ♪ これ2匹」 「ぴよぴよぴよぴよぴよ~♪ これ3匹」 T 「ぴよ♪ これなんびきでしょう?」 C 「今度こそ1匹だよ!一回しか鳴いてないもん」 T 「ブー。正解は3匹でした。」 C 「???」 C (羽ばたく動作は関係あるのかな) C (「ぴよ」の数は関係ない?) C (声の大きさとか?) C (表情にも注目してみよう!) 以上を、例題から何度か繰り返します。
答えとポイント
羽ばたきとか例題は、一切関係ありません。問題を言うときの「何匹でしょう?」の聞き方に注目です。
答え なんぴきでしょう→「ぴき」と聞いているので「1ぴき」 なんひきでしょう→「ひき」と聞いているので「2ひき」 なんびきでしょう→「びき」と聞いているので「3びき」 ということで、 「ぴき」「ひき」「びき」で言い方が合う数が正解 になります。
法則さえ分かってしまえば、「なーんだ」と思うのですが、これが気づかない人はまったく気づかない。法則に気づいた子が毎回正解するのを「え?」「なんで?」と大騒ぎになりますよ(笑)
このクイズを楽しむポイントも、「初めのうちはヒントなし」、「すぐに秘密を言わない」。これにつきます。分からない子たちには少しずつヒントを出していきましょう。
ヒント例
①「よーーーーーーく聞いてね」と言う
②質問を強調する。「これなんひきでしょう?」
③秘密に気づいた子に対して、「テレパシーが使えるようになったから、例題がなくてもわかるよねー。次はなんびきでしょう?」
④はじめの例題を無くし、いきなり問題をだす。
⑤「日本語っておもしろいよね。1と2と3で数え方が違うんだよね」
⑥えんぴつを数えるときも「1ぽん、2ほん、3ぼん」って違う言い方だね。1ぽん、2ぽん、3ぽんじゃなくて。
こんなところでしょうか。徐々にヒントを出すことで、秘密に気づく喜びを味わわせてあげましょう。これでも分からなかったら?その時はタネ明かしをしてもよしですし、「じゃああとは、友達に出してもらってね」と言って最後まで答えを言わないのもありです。
ちなみに難易度を上げたかったら、以下のような工夫をしてミスリードを誘ってみてください。
ミスリードを誘う例
①例題の鳴き声を毎回変える。
「ぴよ♪これ1匹」
「ぴーぴーぴー これ2匹」
「ぴーぴーぴよぴ これ3匹」
②順番に出しておいて、突然変える。
③問題前の3つの例を出すときに、「ここが大事だよオーラ」を出す。羽ばたきをおおげさにする、表情を変える、声の大きさを変える、など
いかがでしたか?頭の体操になるクイズ「ひよこは何匹?」を紹介しました。クイズを楽しむのももちろんですが、とにかく「ぴよぴよ」の部分を可愛らしくやってほしいです。(もちろん男性でも!)難易度の調整をすれば、この1問で15分ぐらい楽しむこともできます。バスレクなどでもおすすめですよ。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。今後も、みんなが笑顔になれるようなレクの発信をしていきたいと思います。